嬉し恥ずかし ページ34
ズシッ！！
〜〜っ！！買いすぎた！！
思いぃぃ！！
さっきのボルサリーノを見て慌ててその場を離れた後。
張り切りすぎて色々買いすぎちゃった！！
「(手がはち切れそう…)」
家まで持っていけるかな？？
？「おや？これまたずいぶん買い込んだな、A」
「！！」
この声…
レイリーさん！！
レ「久しぶりだな、どれその荷物もってやろう。」
ヒョイッと軽々持ち上げてくれた私の荷物。
海兵がいるからかフードを目深に被っていてハッキリとは顔が分からないけど、口元は笑っている。
「パァァ！」
レ「ハハハ！そんなに嬉しいのか？元気そうで安心したよ。」
「〜〜っ///」
ぎゅぅぅっ！！
そりゃ嬉しいよ！
レイリーさん、やっぱり会いに来てくれたんだ！
レ「おいおい、人前だぞ？大胆になったなぁA」
「！！///」
レ「かと思えばそんなに照れて(笑)さ、早くウチへ帰ろう。私もこう海兵ばかりだと疲れてしまってな。」
「コクコク！」
レイリーさん、ますますかっこよくなってる！
本当に、すごくかっこいい…
「ポー…」
レ「ふっ。そんなに見つめてくれるな。私まで緊張してしまう。」
「///」
うわぁぁ！！恥ずかしっ！！
見つめてたのバレちゃった！！
レ「ん？なんだA。いつもみたいに腕に抱きつかないのか？」
『いいんですか…？』
レ「何を今更遠慮するんだ？抱きつかれるのを期待していたんだがな？」
もぉー！！
そんな事言わないで…心臓がもたないよ…
「ギュゥッ」
レ「…ふっ。さ、早く帰ろう」
今ぜぇぇぇったい顔真っ赤…
見られたくないなぁ…
―――
久々に寄るこの島。
海兵が1年間もこの島にいると聞いて心配になり慌てて来てみたが…。
レ「(ますます美人になってるな…これは変な虫がつきそうだ。)」
前髪とメガネで隠れているが、浅葱色の目がとても神秘的だ。
顔全体だって今は照れて赤いが、色白で透き通っている。
体型も女らしくなって、唇は奪ってしまいたいほど艶めかしい。
レ「(ロジャーに言って攫っていこうか。)」
いやしかし。
ここにはオババがいるからな。
そんな事したらブチギレられそうだ。
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作者名：あつやき玉子 | 作成日時：2022年8月4日 15時
