呆れるね ページ26
バ「A！A！！一体何があったんだい！？こんな…」
サ「早う医者に診せんとヤバそうじゃのぉ。」
ガラスを突き破ったんか。
あちこち切れて血が流れちょる
サ「(こいつぁ一方的な暴力じゃな。なんちゅう事しとんじゃあの男は)」
それに。
ボルサリーノの奴あの男殺すんか言うほど殺気が出とる。
止めねばアイツがヤバそうじゃの。
サ「ボルサリーノ」
ボ「ちょぉっと待ってくれるかぁい？こいつを始末してから行くからぁ。」
サ「止めんかバカタレが。そんな事すりゃぁ説教だけではすまんぞ。一般人の喧嘩に私情で海兵が殺すなど。お前が収容されかねん」
ボ「黙っててくれるかぁい？この男、Aを殺す気だったんだぁ。それなりに覚悟してもらわないとねぇ？」
はぁ。
このバカタレが。
頭に血ぃ上りすぎて周りが見えとらんわ
サ「お前がこの娘病院に運べ、ボルサリーノ」
ボ「勿論さぁ。この男殺した後でねぇ」
客「ヒッ！お、お前だろそいつと飯食ったって言う新兵！！」
ボ「メシィ〜？だからなんだぁい？」
客「その女は俺の息子が狙ってたんだぞ！？俺の息子も新兵だっ！！なのにその女、好みじゃねぇって断りやがって…なのにお前は家に上げてメシを振舞ったんだ！！当然の結果だろう！！」
サ「…ほんまにそれだけか？」
客「当たり前だ！！俺の息子はな、その事がショックで訓練中に擦り傷を負ったんだ！！かわいそすぎるだろ…」
ボ「反吐がでるねぇ…」
サ「たかが擦り傷でここまでしたんか…」
うぅっ、くぅっ！
ってぇ目頭押さえてるがぁ…
擦り傷も嫌なら海兵になんてなるもんじゃぁないねぇ。
客「だから付き合うなら俺の息子と付き合えって言ってんだ！！なのにその女、嫌だ嫌だしか言わねぇ…このクソビッチが！！」
ボ「…フゥー。バカすぎて何も言えんのだがねぇ…」
サ「今ゼファー先生呼んどるから早まるでないぞ、ボルサリーノ」
ゼファー先生ってぇいつの間に…。
でんでん虫からは呆れた声が聞こえてるねぇ。
顔がゼファー先生だから本当に呆れてるのが分かるよぉ。
ゼ「医者も向かわせてる。殺すんじゃないぞボルサリーノ」
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作者名：あつやき玉子 | 作成日時：2022年8月4日 15時
