急ぎなの。 ページ28
「…三秒あげるわ。それまでにこの手離しなさい。」
兵「あぁ！？」
「はい、いーち。にー。さーん。…少し痛くするわよ。」
兵「なっ」
私よりも大きい男。
そんな男の胸ぐらを掴み直して遠くにぶん投げる。
ドッガァァン！！
兵「ガッ！！」
「ふぅぅ。…悪いけど、時間かけていられそうにないの。」
賊「なんだお前、コイツらより骨がありそうだな。」
兵「なっ！？おい逃げろ！！こいつは能力者だ！！」
兵「お前じゃ歯が立たねぇよ！！」
逃げろ？
それは私に言ってるのよね？
冗談でしょ。
賊「俺が逃がすわk((ﾍﾞｷｨｯ!!))」
「あんた邪魔なのよ」
笑ってこっちに走ってきたあの海賊。
当然、武装色を纏って飛び膝蹴りをお見舞いしたわ。
兵「なっ！？覇気だと！？」
兵「武装色だぞ！？」
「スゥゥ。あんたらどきなさい！！」
兵「え？」
目の前の扉。
あそこをぶっ壊せば子供達を助けられる！！
ダダダダダダ！！！
賊「！？おい！！あの扉を守れ！！」
ボ「扉ぁ〜？なぁにがあるのかな〜？？」
「本当にっ、邪魔なのよ！！」
パァン！
パァン！！
賊「ぐっ！！」
賊「がぁっ！！！」
見えた！！あの扉！！
「っっうぉぉっっらぁぁ！！！」
ﾊﾞｷｨｨｯ!!
うし！！壊れた！！
案外脆かったわね！
子供達は！？
子「あ…((ｶﾀｶﾀｶﾀ))」
「こ、これは…」
ボ「んん〜？…そういう事かぁ〜。」
許せない。
こんな劣悪な場所で…
怪我に飢え…
どんなに苦しかったか。
「助けるのが遅くなってごめんね。皆…お家に帰ろう？」
子「うっ…うぅ…うわぁぁぁん！！」
「よしよし。もう少し待っていてくれるかな。悪い奴らは全員、お姉さん達が逮捕するからね。」
子「ゔっゔっ…」
泣いてる子供達に背を向ける。
こんな奴ら狩り尽くしてやるわ。
スタ、スタ…
兵「！！おい！！中に何が、、っ」
ボ「今は下手に手ぇ出さない方がいいよぉ〜？かなりブチ切れてるからねぇ。」
兵「は、、はい…」
ボ「それよりも、君達はこの子達を守ってあげなくちゃねぇ」
兵「この子達？なっ、子供！？」
ボ「だぁ〜からワッシの攻撃を止めるよう言ったんだねぇ。あの子、見聞色が突飛して優れてるから。」
兵「(武装色に、見聞色の覇気まで…何者なんだ、あの新兵…)」
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あつやき玉子(プロフ) - 矢車菊さんコメントありがとうございます！夢主ちゃんカッコよくできててよかったぁぁ！✨これからも頑張っていきます！ (2022年7月23日 18時) (
レス) id: 3f8751104a (このIDを非表示/違反報告)
矢車菊(プロフ) - 面白いです!!夢主ちゃんがマジでカッコいい…！無理しない程度で、更新頑張ってください(*´∀｀*)尸" (2022年7月23日 16時) (レス) id: 0b94572497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あつやき玉子 | 作成日時：2022年7月21日 16時
