戦いたくない兎2。

小さな包 ページ5

カ「いやぁ、寂しくなるのう」

「んふふ！そう言ってもらえて嬉しいわぁ！」

ア「また何かあったら来るといい」

翌日。

私たちは海軍に戻るために船に乗り込もうとしてたの。

そうしたらね、カクさんとアイスバーグさんがお見送りに来てくれて！

嬉しいったらないわぁ〜！

「そうねぇ、ヤガラちゃんもまた会いたいし。暇を見つけて来てみようかしらぁ？」

ア「そんなに気に入ったのか？ヤガラを」

「えぇ！とーっても可愛いじゃない？本部にも1匹欲しいくらいよぉ〜」

ア「そうなのか」

小さく笑ってくれるアイスバーグさん。

そう言えばパウリーさんがいないわねぇ？

照れ屋さんだから来てはくれないかしら…

パ「…おい」

「んー？あらぁ！パウリーさんじゃなぁ〜い！来てくれたの？」

パ「まぁな。」

「ふふふ！嬉しいわぁ、照れ屋さんだからきっと来てくれないって思ってたのよ？」

パ「お前その照れ屋さんってのやめろ！！ったく。ほ、ほらよ。」

「？？」

やめろって言われてもねぇ？

頭の後ろポリポリして顔を真っ赤にしてるんだもの。

照れ屋さんじゃな〜い

しかもその顔のままほらよ。って小さな包を渡してくれて…

何かしら？

パ「なんだかんだ初日から世話になったからな。」

「あらぁー！！あらあらぁ！！ギャンブルで負けてお金ないのにいいの？」

パ「うっ、うるせぇ！！てめぇ人の好意になんて物言いだ！？」

「ふ！ふふふ！だって意外だったんだもの！とても嬉しいわぁ…中身は何かしら？」

パ「っんのハレンチが💢帰ってから見ろよ！！いいな！！」

「え？((ビリ！」

パ「開けんの早ぇな！？」

だって気になるじゃない？

こんな粋なことしてくれるんですもの、中身だって楽しみよ！

なにかしら？

「わぁ…」

カ「なんじゃ？何を貰ったのかのう？」

「見てみてカクさん！可愛いピアス！」

カ「ほー！こりゃ意外とセンスええわい！」

パ「見せびらかしてんじゃねぇ！！もういいだろ、さっさと船乗って帰れバカ力女が！！」

カ「顔赤いの〜？パウリー」

本当に！顔が真っ赤だわ！

「クスクス。パウリーさん」

パ「んだよ！」

「大事にしますね！ニコ」

パ「っ。たりめぇだろ…。」

さてさて！いいお土産貰ったことだし。

帰らないといけないわねぇ！

トラブル発生→←荷物持ちという重労働

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