久しぶり！ ページ46
家に戻ってからもう2ヶ月は経つ。
2人から連絡がなくなってやっぱり最初は寂しかったけど、だんだんと慣れてきたところ。
「…ふぅ。」
医「A…。気晴らしに散歩でも行ってきたらどうだい？」
「んー。そうしよっかな」
家の中にいると考え込んじゃうもんね。
あんまり乗り気じゃないけど、ボーとしてるよりはいいかも。
「んじゃ、行ってきます」
医「気をつけてね」
「うん。」
ーガチャー
ボ「っとぉ、ん〜？どこか行くのかぁい？」
わっ、あっぶな
誰かにぶつかりそうになった
…ん？？この声と特徴的な話し方は…
「ボ…ボルサリーノ？なんで？」
ボ「休みが取れたからねぇ。久々に会いに来たんだがぁ」
「え？」
ボ「ふっ(笑)マヌケな顔だ事ぉ。」
いやいやいや。
だって。
もう来ないって思ってたし…
「っっ〜〜！！」
ギュッ！！
ボ「おぉ〜。なんだぁい、そんなに嬉しいのかなぁ？」
「うん…嬉しい。」
ボ「素直だねぇ？悪いもんでも食ったみたいだぁ」
「私は元々素直だって。…ありがとう」
小さい声でお礼を言えば少し笑ったような息遣いが聞こて、ギュッて抱き締め返してくれた
久々だぁ…
サ「…いつまで抱き合っとる」
ボ「サカズキ？ヤキモチかぁ」
「えっ？」
うそ…サカズキ！？
一番来なそうなのにサカズキ！？
本当に！？
サ「なんじゃぁ」
「サカズキっ！！」
ギュッ！！！
サ「っっ！！…相変わらずじゃのう」
「サカズキも来てくれたの？一番来なそうなのに！」
サ「喧嘩腰なんも変わらんのけぇ」
ボ「嬉しいクセにねぇ(笑)」
医「不器用な奴だ。まだ自分の気持ちに気づいてないみたいだよ？」
2人とも来てくれるなら連絡くれればよかったのにっ
そうしたら何かしら用意して待ってたのにさ！
なによ、もう
「…っ」
サ「！！なんかあったんか？」
「連絡…してよ、バカ」
ボ「驚かせようと思ってねぇ。いやぁ、いい反応だったよぉ」
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作者名：あつやき玉子 | 作成日時：2022年10月1日 22時
