忠犬の理由 ページ10
ク「そういやぁさ、なんでお前はAちゃんの忠犬になったの？」
後「なんだよ？急に」
今日はララの誕生日。
お母さんとお父さんもきてプレゼント渡してはすげー喜んでる。
ボルサリーノにサカズキ、ガープさんにおツルさんセンゴクさん色々な人からプレゼントをもらってララはすごく嬉しそうだ
ク「俺らが見に行った過去では既に忠犬だったからな。いつからそんな忠犬だったのかと思って。」
後「いつからかぁ…んー、きっかけは俺が孤立してた事だったかなぁ」
ク「え？そうなの？」
後「あぁ。俺、武闘派じゃないし。なのに一課に配属になってなんの成果もあげられなくて。毎日苦戦してたなぁ」
まぁたしかに。当時の忠犬君は頭脳派だったから武闘なんて無理だろうけど。
え？それでなんで忠犬なったの？
ク「どんな接点よ。」
後「部署が同じだったんだ、先輩と。毎日僻みを言われてる俺を見てたって」
ク「へぇ？」
後「ある時な、大きい暴力団の下っ端に俺捕まったんだよ。それは当時の警察が追ってた奴らだったんだけど、俺が1番弱っちかったから狙われたんだ」
ク「まぁ。それは納得だな。」
なんだとー。
って少しむくれちゃってさ。
可愛くないっての
後「でも、俺やっかみ受けてたし。どうせ誰も助けになんて来ないだろうなって思って自分で逃げる方法考えてたんだけど」
ク「まさか？」
後「先輩が単独で乗り込んで助けてくれたんだ。なんでも先輩が言うには”あんたの武器は武闘じゃない。その頭よ”らしい。」
ク「へぇー…Aちゃんは大丈夫だったの？」
後「そりゃもちろん。すごかったぞ、あの時の先輩。」
うん、なんでかな。
すげー想像できる。
きっと残党なんて許さない程壊滅させたんだろうな。
ク「Aちゃんらしいな。」
後「だろ？…その時からかな、この人について行きたいって思ったのは…当時は俺も先輩は怖い人って認識しかなかったけど。」
ク「知られないでよかったな、お前」
後「本当だよな。あ、ララちゃんがグズってる。俺もプレゼント渡すんだった、そんじゃ」
ク「ちゃんといいの渡せよー」
後「当たり前だろ！先輩の娘だぞ！」
ク「…俺の娘でもあるんだけどな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あつやき玉子(プロフ) - 矢車菊さん» 矢車菊さんありがとうございます😭後半めちゃくちゃ亀更新でごめんなさい💦終わり方決まってなかったからちょっとグダついた感がありますね…最後まで見て貰えて嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年4月15日 20時) (
レス) id: 3f8751104a (このIDを非表示/違反報告)
矢車菊(プロフ) - つ、遂に完結…！😭めちゃくちゃ面白かったです！！！🫶😭お疲れ様でした！！ (2023年4月12日 23時) (レス) @page50 id: b7fa874ef5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あつやき玉子 | 作成日時：2022年10月28日 22時
