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いつか___。 (M.Y) 1 ページ10





















「……めっちゃ可愛かった、」









なんて、あまあまな言葉を口から漏らすのは

普段のクールな姿からは想像もつかないけど、

こんなのは日常のようになってしまっていた。

「ずっと大親友」って幼い頃に約束したことは、

変わらずに、いや少し、本当にほんの少しだけ、変わってしまった。









『良かったじゃん!お幸せにね!』









友好関係は段々と好意に変わってゆき、

いつのまにか心から応援出来なくなってしまった。

もちろん、そんな気持ちは声に出して伝えることは出来ず、

心の奥底にしまい込んでいる、つもりでいる。









「恋子はいつになったら彼氏つくんの?」









『目の前に彼氏候補』、なんて言えるはずもなく、

またもや心にしまい込み、適当に返答しておく。









『そのうちできるもーん、』









できる、じゃないよ。

マサが好きだから、作れないんだよ。

言えば楽になるから、言ってしまいたい。

それでもやっぱり、

そんな勇気はあいにく持ち合わせていなくて。

だから無理にでもマサが想う人とマサを応援しよう

って心に決めて。

自分でも分かるくらいの作り笑顔をマサに向けた。









「言えよ、なんだよ」









急に発した言葉に驚き、

頭ひとつ大きいマサを見上げてみると、

マサはいつにもなく真剣な顔をしていた。









『え、なに』









「いやなにじゃなくて、言って、」









マサの真剣なまなざしに、

私の心の中でなにかが動いた。









『……好きだよ、今も、昔も』









相当なことを言ったのに、なぜだか自分は冷静で。

でもやっぱり、冷静なのは心だけで。

顔が火照っていくのがいつにも増して分かる。









「……ごめんな、」









謝るマサを横目に、私は目を瞑る。

涙が頬を伝うのが分かって、それが更に涙を誘った。









『っ、なんで謝るの、』









気づけばマサは、

そばからハンドタオルを取ってきて、私の涙を拭いていた。


『そういうときだけ優しくしないでよ』


って言いたかったけど、今日だけは、今日だけは、

マサに甘えておこうって思った、

贅沢な自分がいたから、黙って涙を流した。









この気持ちが消えてなくなりますように。

なんて神様に願ったのは秘密。

甘え上手。 (Y.I) 1→←本音。 (Y.I) 1



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設定タグ:柳田将洋 , 石川祐希 , NEXT4   
作品ジャンル:恋愛
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恋子(プロフ) - はらさん» 以後注意致します。 (2018年6月8日 17時) (レス) id: de688bc33f (このIDを非表示/違反報告)
はら - 前回も注意されておきながらまた外し忘れでしょうか?違反行為をしているという自覚が足りないのではありませんか?次は違反報告します (2018年6月8日 17時) (レス) id: 6e98ea36ff (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月8日 17時) (レス) id: 6e98ea36ff (このIDを非表示/違反報告)
恋子(プロフ) - あーさん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2017年11月4日 19時) (レス) id: de688bc33f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 頑張れ! (2017年11月3日 12時) (レス) id: 147e621a16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋子 | 作成日時:2017年10月29日 17時

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