さよなら ページ24
Asaid
君のわがまま…？
涼介「なぁA？俺さこの1ヶ月間めっちゃ楽しかったんだ。最初は入院するって聞いた時にほんとに嫌で俺人見知りだし絶対つまんねえって思ってた。
でもな、Aと会った時なんかAとなら話せるって謎の自信が出てきたわけ笑
まあ最初は手こずったけどAと話すうちにもっと話してたいとかもっといろんなこと知りたいとか色々思うようになった。
俺さ今日でサヨナラだけどさまたAに会いに来ていいかな？」
『サヨナラ』この言葉を聞いてあたしはほんとに今日でいなくなるんだって実感した。
A「もちろん。絶対逢いに来てね。」
涼介「はいこれ。」
最後にって渡された一通の手紙。
便箋の表にAへ
って汚い字で書いてあった
A「ありがとう！」
もう出発の時間になって本当にお別れの時が来た
君は車に乗り込み車の窓を全開に開け
あたし達に手を振っていた
あたしもそれに応えるように手を振った
涼介「Aまたな！！」
笑顔で…いや涙目で無理に笑いながらそう言ってくれた君。
あたしもそれに応えたい
A「涼介〜！あたしも大好きだからね！！」
今まででいちばん大きな声で君に想いを伝えた
あたしに君が言ってくれたように
あたしも君に伝えるよ
奈々「な〜に？告白〜？」
横目でニヤニヤしてる奈々ちゃん
A「違います〜」
ニヤニヤしてる奈々ちゃんの手を取り
『帰ろ？』って手を握った
奈々「こういう所に涼介くんも惚れたんだね」
って訳分からないことを1人でうんうんって言いながら謎に感心してる奈々ちゃん
結局君のわがままは分からないままだったけど
奈々ちゃんがそのわがままを聞いてくれなかったら
きっと今日君に会うことは出来なかっただろう
ありがとう奈々ちゃん。
ありがとう涼介。大好きだよ
続く
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作者名：るるろろ | 作成日時：2019年3月28日 19時
