前日 ページ13
とうとう明日に迫った手術
怖くて怖くてたまんねぇ
いつもなら君が俺の隣で『大丈夫だよ』って笑顔で微笑んでくれるのに
君は今静かに眠っている
午前中は同じサッカーチームのみんなが俺のために寄せ書き持ってきてくれて
いろんな話をしてくれた
明日の手術を忘れるくらい楽しんでいた
大ちゃんに君のことを聞かれたけど俺は答えることは出来なかった
午後は最終の段取りの確認をして終わり
一気に現実を突きつけられた
医者「僕も最善を尽くすから一緒に頑張ろうな」
涼介「はい。」
俺はこう答えることしか出来ない
俺は夕食を食べて君の元へと向かった
就寝時間まで残り10分にもかかわらず君の元へと向かった
ICUの中には関係者以外立入ることは出来ない
だから俺はガラス越しに君を見つめることしか出来ない
涼介「なぁ、A?明日だよ、手術。俺さ、前は怖い怖いって言ってたけどさもう怖くなんてねぇから。
さっさとこの怪我治してサッカー頑張るんだ。
出来ればさAに大丈夫って元気づけて欲しかったんだけどさ、、、
………大丈夫って…頑張れ…って言って、ほしかった、な、
ってなんで泣いてんだろうな…
こえーよ。こえーよ。A……
手術ってこんなこえーんだな。
なぁ。なんか答えてくれよ、いつもみたいにさ
なんでずっと目つぶってんだよ!!
俺のこと安心させてくれよ……俺Aがいなきゃダメなんだよ……」
こんなに訴えかけても君は目を覚ますはずもないのに俺は全ての気持ちを伝えた
奈々「涼介くん?もう就寝時刻だから寝なさい?
明日は手術なんだから。一緒に頑張ろうね」
ICUを通りかかった奈々ちゃん
優しく俺をなだめてくれた。
涼介「ねぇ奈々ちゃん。Aちゃんと目覚ましてくれるよね?」
君が一日でも早く目を覚ましますように
奈々「涼介くん。ちょっとこっちおいで?」
奈々ちゃんに連れられてあるところに向かった
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作者名:るるろろ | 作成日時:2019年3月28日 19時