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君の存在 ページ12
君がICUに入ったあと俺は1人病室に残された
ナースコールを押したあと君の主医者とたくさんの看護師さんが慌ただしく入ってきて
俺が見た事もない器具をたくさん君に繋げた
まだまだガキの俺にも事の重大さが分かった
奈々「涼介くん、ナースコール押してくれてありがとね。もう少し遅かったらAちゃん危ないとこだった。ありがとう」
君と1番仲がいい看護師さんの奈々ちゃん
俺がナースコールを押してなかったら？
俺が君を死なせてたってこと、？
俺は震えが止まらなかった
涼介「ねぇ奈々ちゃん。俺のわがまま1個だけ聞いてくれる？」
・
・
消灯時間もとうに過ぎ真っ暗になった廊下を松葉杖をつきながら歩く
涼介「奈々ちゃん、俺のわがまま聞いてくれてありがとう」
俺は今から君に会いに行く
ただ君を人目見るだけでいい
奈々「約束の時間になったらまた呼びに来るからそれまでそばにいてあげて」
奈々ちゃんは俺に気を使ってくれたのかこの場を離れてくれた
ガラス張りの病室
ベッドの上にたくさんの器具を付けられて
苦しそうに呼吸する君の姿
俺はガラスに手を当てた
涼介「A…早く目を覚ませよ。」
君を助けることも出来ないそんな自分に腹が立っていた
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作者名：るるろろ | 作成日時：2019年3月28日 19時
