告白その9 ページ10
*
「へぇ、あのロッカーの中ではそんなことが…」
「お茶子ちゃん、私まだ何もいってないよ?」
結局、私たちの訓練が時間切れで終わった後にオールマイトが見つけてくれた。
普通に凍ってるロッカーの扉開けたからねあの人。
さすが平和の象徴。
私の心にもようやく平和が訪れたよ。
今は全部の訓練が終わり、女子更衣室でお茶子ちゃんと話している所だ。
「でもさ、あの狭いロッカーに2人ってことは、めっちゃくっついてたでしょ?」
「えぇ?まぁそうだけど…」
「どうだった?いい匂いした?」
「いや、私なんかが轟くんの匂いなんて…」
かいでた!
バリバリでかいでたよ私!
あの状況で『轟くんいい匂いする…』とか考えてたよ!!
「うふふ、二人ともお似合いだもんねー」
少しニヤニヤしながらこっちをみる芦戸ちゃん。
え、みんなから見た私たちってお似合いなの?
「そんなことないよ!私みたいな地味なやつが…」
「何言ってんの?Aのこと地味だと思ってるのあんたぐらいしかいないよ。…爆豪は地味女とか言ってるけど…」
響香ちゃんの言葉が、なんだか胸に刺さる。
みんな、そんなふうには思ってなかったんだね。
「ていうか、そもそもAちゃんと轟くんって付き合ってなかったの?」
「付き合ってないよ!」
「えー、最近仲いいじゃん」
なんか、いつも以上に女子のうるささがすごいな。
さすがA組だ。
「あ、放課後私の部屋で女子会やろうよ!!」
「いいねー!!」
「わたくしはお茶菓子をご用意いたしますわ!」
「わ、私は遠慮しとこうかな〜」
すっかりやる気満々なみんなから、そっと離れる。
すると、いきなり腕を掴まれた。
「何言っとるん?Aちゃんがいなきゃ恋バナ盛り上がらないじゃ〜ん」
あれ、目が笑ってないよお茶子ちゃん。
なんかすごい圧だなぁ…。
「放課後、絶対きてね!!」
更衣室から出てもがっしりと腕を掴まれたまま。
これは断れない…。
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婾纚儺 - ほっこりホコホコ (2018年12月2日 8時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - メダカさん» ほっこりしていただけたのならとても嬉しいです!コメントありがとうございます! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - 番外編も可愛かったぁ〜(*´∀`*)ほっこり(*´`*) (2018年8月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 238af52e71 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 杏さん» わかりにくくて申し訳ありません!もともと急須にお茶が入ってて、その急須に入っているお茶をティーカップに注いでいるという状況です。 (2018年8月21日 10時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 急須にお茶いれてるんじゃなくて、ティーカップなんですか?? (2018年8月21日 9時) (レス) id: 664b772586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れの | 作成日時:2018年8月19日 21時