告白その8 ページ9
*
とりあえず、爆弾は諦めてここから出る方法を探すことになった。
私は見たものを操れるけど、今は轟くんしか見えない上にドアが凍ってるから操ることはできない。
かといって轟くんの個性もさっきの通り使えないのだ。
だから、訓練が終わって誰かが探しに来て貰うのを待つか、爆豪くんとお茶子ちゃんが私たちを見つけるのを待つか。
でもここ1回きたからもう来ない気がする!!
どうしよう…
「A、狭いから体痛くねぇか?」
「あ、大丈夫だよ!」
心配してくれるのは嬉しいけど、この状況ではなんとも…
「轟くん、他にここから出る方法ないかな?」
「ねぇな」
「考えてないよね!?」
「いや、俺は別にここから出れなくてもいい」
「なんで!?」
「お前とくっついてられるから」
ちょっと待って、不覚にもキュンとしてしまった…
イケメンって罪だよね。
しかもこんなくっついてる中でそんなこと言われたら、もう無理でしょ。
「また顔紅くなってるぞ」
「普通あんなこと言われたら照れるからね?」
「そういうもんなのか」
「そういうもんなんです」
どうしよう、早く見つけてくれないと心臓が持たない。
うぅ、轟くんいい匂いする…
意外と体温高めなのかな?
すごく温かいし…
って何考えてるの私は。
「かわいい」
「ふぁ!?」
「小さくてかわいい」
私の頭を撫でながらそういう轟くん。
やばい、これがお茶子ちゃんが言ってた「キュン死」ってやつなの?
もう、こんな天然ボーイといたら私死んじゃうかも。
早く誰か来て!!
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婾纚儺 - ほっこりホコホコ (2018年12月2日 8時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - メダカさん» ほっこりしていただけたのならとても嬉しいです!コメントありがとうございます! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - 番外編も可愛かったぁ〜(*´∀`*)ほっこり(*´`*) (2018年8月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 238af52e71 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 杏さん» わかりにくくて申し訳ありません!もともと急須にお茶が入ってて、その急須に入っているお茶をティーカップに注いでいるという状況です。 (2018年8月21日 10時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 急須にお茶いれてるんじゃなくて、ティーカップなんですか?? (2018年8月21日 9時) (レス) id: 664b772586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れの | 作成日時:2018年8月19日 21時