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番外編その4 ページ37

カフェ


今日は放課後デートをすることになった。


私の希望により、焦凍くんと共に最近駅前にできた新しいカフェに向かう。


「焦凍くん普段カフェとか行かなそう」


「俺が入る店は大体蕎麦屋だ」


「納得しました」


焦凍くんっぽいね。


そんな会話をしている内に、目的地のカフェに到着。


できたばっかりなだけに結構混んでいる。


「焦凍くん、並ぶの止める?放課後で疲れてるでしょ?」


「いや、疲れてねぇ。それにAの為ならこれくらい待てる」


「ちょっとドヤ顔してるね」


「そうか?」


「うん、かわいい」


かわいい焦凍くんからお許しをもらったので、カフェの前にある列に並んだ。


壁に寄りかかって目をつぶる焦凍くん。


やっぱり疲れてるんだね。


「焦凍くん、やっぱりお蕎麦屋さん行こうか?」


「大丈夫だ」


「ほんとに?」


「あぁ」


焦凍くんはいつでも優しい。


だからその優しさに甘えてしまう自分がいる。


それは彼にとっても申し訳ないし、私にも良くないことだ。


外にある椅子にようやく座れた所で、自分の肩を叩く。


「焦凍くん、私の肩によっかかって寝ていいよ」


「わりぃ、そうする」


焦凍くんとは、そういって素直に頭を乗せる。


いい匂いがふわっと鼻を掠めて、少し緊張してきた。


彼のサラサラな髪の毛にそっと手を伸ばす。


カフェに入るまで、まだまだ時間はかかりそうだ。

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婾纚儺 - ほっこりホコホコ (2018年12月2日 8時) (レス) id: abf7718af2 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - メダカさん» ほっこりしていただけたのならとても嬉しいです!コメントありがとうございます! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - 番外編も可愛かったぁ〜(*´∀`*)ほっこり(*´`*) (2018年8月25日 18時) (携帯から) (レス) id: 238af52e71 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 杏さん» わかりにくくて申し訳ありません!もともと急須にお茶が入ってて、その急須に入っているお茶をティーカップに注いでいるという状況です。 (2018年8月21日 10時) (レス) id: 6cc8b71c99 (このIDを非表示/違反報告)
- 急須にお茶いれてるんじゃなくて、ティーカップなんですか?? (2018年8月21日 9時) (レス) id: 664b772586 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れの | 作成日時:2018年8月19日 21時

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