第九話「アメリカ独立」※史実ネタ・アニメネタあり ページ19
アニメを久しぶりに見てたら、アメリカ独立回を書きたくなった件について。
自己満です。
ーーーーーー
あれは250年ほど前。
まだ、私リミアがイギリス兄様に支配され、ルアンと離れて暮らしていた頃。
共に家族として、兄様の弟妹として暮らしてきたアメリカが、イギリスに対して“独立宣言”を発表した。
これを聞いた私はすぐにアメリカの家を訪ねた。
『アメリカ、独立宣言のこと本当なの?』
米「本当なんだ。俺はもう子供じゃない。1人で生きていくことに決めたんだよ」
『でも!貴方を、私を育ててくれたのは兄様。兄様がいなかったら私達は…』
米「イギリスに対しての感謝の気持ちはもちろんあるさ。
もう俺は子供じゃない、イギリスの弟でもない。もう立派な大人になったんだ」
知らない間にアメリカは大人だった。いつの間に成長していたのだ。
『それを兄様にどう伝えるつもり』
米「そのまんま伝えるぞ」
米「なぁ、リミア。君はこのままイギリスに縛られていくつもりかい?」
『兄様に縛られるって…!私は縛られてない』
米「今までと違った自分を見つけてみたくはないのかい?自由を求めるんだよ!
いつかは君だって分かる日が来る」
、
ついにその日が来てしまったのだ。
とある戦場にて。
アメリカ独立戦争の舞台である。私はイギリス側。
米「なぁ、イギリス。やっぱり俺、自由を選ぶよ。
もう子供でもないし、君の弟でもない。
英「認めな…!」
アメリカに向かって走り出す兄様。お互いの銃が当たって、アメリカの銃が飛ばされる。
アメリカに銃口を向ける。
英「だからお前は詰めが甘いんだよ。ばか…!」
米「イギリス…」
アメリカ軍の中から「撃て」の声がし、銃口が兄様の方向に向く。
英「はっ…撃てる訳ないだろ、ばか!」
「ばか」とは言っているものの、本心はそう思っていないのだろう。
そう叫ぶ背中は寂しげだった。
兄様は、どこまで孤立を貫くのだろうか。どこまで本心を隠し続けるのだろうか。
カランと音がした。
英「あぁ、くそ。なんでだよちくしょう…」
雨ではない、涙が地面に跡となり残る。
米「イギリス…」
思い出すのは昔の2人の姿。
いつから変わったのだろう。例え知ったとしても、もう戻れない。
寂しげな英国の背中と、米国の瞳がそれぞれ同じ思いを語っていた。
・
「あんなに、大きかったのにな…」
第十話!「嫉妬された件について」三六 月様よりリクエスト→←第八話!「北欧ファイブと一緒!」三六 月様よりリクエスト
19人がお気に入り
「ヘタリア」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる@四季(プロフ) - 三六 月さん» 了解しました!リクエストありがとうございます。 (2022年10月28日 13時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
三六 月(プロフ) - こんにちは!こんにちは!(唐突)リミアちゃんが約300歳、、あれ?確かアメリカは246s((殴、まぁ、それは置いといてリクエストです!あの、北欧との絡みを下さい!お願いします! (2022年10月25日 20時) (レス) id: c56d0b069e (このIDを非表示/違反報告)
はる@四季 - 月宮 桜さん» 全然!素敵な案ありがとうございます! (2022年10月6日 21時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
月宮 桜(プロフ) - はる@四季さん» いいんですか!?嬉しいです! (2022年10月6日 17時) (レス) id: a8eb0daab4 (このIDを非表示/違反報告)
はる@四季 - 月宮 桜さん» 新大陸大家族…!いいですね、採用してもいいでしょうか? (2022年10月6日 16時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ