14話 ページ15
Aside
爆豪が帰った後、俺はずっと本を読んでいた。
この部屋にある本はとても面白いのが多くてつい夢中になっていた。
ﾋﾟﾋﾟｯ…ｶﾞﾁｬ
誰かきた、と思い扉の方を見てみると…
出「お昼ご飯持ってきたよ」
と言いながらデクが入ってきた。
なんでよりにもよってデクなんだ、爆豪はどこ行った
『爆豪は？』
出「お仕事行ったよ。ごめんね僕で、多分これからも
ここには来ると思うから、仲良くさせて欲しいな
なんて」
そう言ってデクは二人分のご飯を机に乗せた。
デクもここで食うつもりかと思いデクに言った。
『デクとは食べたくねえ。飯が不味くなりそうだ』
デクは困った様な顔をして
出「そんなこと言わないで、お腹空いたでしょ」
そう言うとデクはご飯を食べ始めたので俺はほっといて本を読んでいた。
出「食べないの？」
『…食わねえ』
出「少しお話しを…」
『しねえ』
出「その本面白い？」
『………』
会話とも言えないものが続き、デクは食べ終わったのか立ち上がった。
やっと飯が食える、そう思ってご飯の前に座ると、
ギシッとベットの沈む音がした。
『は？』
デクがベットに座って、予め持ってきていたらしい書類を読み始めた。
俺が見ている事に気づくと、
出「A君が食べ終わるまで居るよ」
そう言ってまた書類に視線を移した。
動く気はなさそうだ、そう判断して仕方なく箸をつけた。
ﾎﾞｿｯ『…ご馳走様』
出「お粗末様でした。」ﾆｺｯ
聞こえない様に言ったはずなのに聞こえていた様だ。
デクは食器を重ねながら
出「僕、ヒーロー名はデクだけど本名は緑谷出久って
言うんだ。そっちで読んでくれると嬉しいな」
と言った。
『誰がお前みたいな変な奴を名前で呼ぶか』
デクは悲しそうな顔をして、
出「その"変な"の意味がいつかわかるといいね、じゃあまた夜に来るね」
と言って出て行った。
夜も来るのか、絶対俺みたいな奴構いたく無いだろうに何であそこまでするんだ。
訳わからん…
だが敵にって連合の奴らとは必要最低限話さなかったから飯の時に誰かが居るって久々だな、とらしく無い事を考えていた。
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空(プロフ) - あゆみさん有難う御座います！頑張ります！ (2020年1月9日 21時) (
レス) id: 41d6d0c3cc (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます ！！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - 有難う御座います！初めて書いたのでそう言ってもらえると嬉しいです！ (2020年1月8日 7時) (レス) id: 41d6d0c3cc (このIDを非表示/違反報告)
律 - とても面白いです！ (2020年1月8日 1時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空 | 作成日時：2020年1月2日 10時
