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昔の話 ページ10

⁇「むかしむかし、あるところにアースラというヴィランズがいました。
彼女は今は亡き二匹のウツボと生きている1人の手下を持っていました。手下の名はエイトフットのジョー。
それはそれは美しく、妖しげなヴィランズでした。

彼はある年、リクルーティングに行きました。深刻なヴィランズの人材不足から選ばれし人間をこの世界に引きずり込もうという仕事でした。選ばれた人間達に与えられるのは666年。666年の中で人間の大切なものを学び、壊し方を学ぶのです。もちろん転生を繰り返して。

そんなある日、強い闇の力に引っ張られ、ある人間を許可を得てから即日でリクルートし、修行という名目で自分の手元に引きずり込みました。

その時、彼はその娘に
あるはずのない心を見出しました。
散々人魚達をバカにしてきた理由であるあれ。




愛、というものでした。





ヴィランズにあってはならない、そう思った彼は必死でこの想いを隠そうともがきました。でもやはり忘れることはできなかったのです。

彼女に想いを募らせていた時、ある事件が起きました。
彼女がさらわれたのです。

犯人はアースラを敵視するもう1人の魔女でした。

彼は必死で探し出し、救い出しました。で終わればよかったのです。

救い出した後に彼女は1度死にました。そう、1度。

ある代償をもって彼は主人と取引したのです。

それは。

もう1人の魔女、モルガナの命。



「テメェか、Aをさらって、殺しやがったのは。」

彼女は主人の妹。
魔力はなけれど強いことは変わらない。
だから彼が負けるだろう。

主人であるアースラすらもそう思う、そんな戦いでした。

これで昔話はおしまいだ。

結果はどうだったかって?

そんなこと本人に聞いてみればいいだろ?

ただ一ついえるのは。



怒った蛸ほど怖いものはないってことだろうね。」






そう語る腹に蛸の足の跡を残した大きな鮫の顔は昔を思い出すように歪んだ。

実戦→←ジャファー様の授業



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甲羅猫 - もちろん☆1番右です。はい。読み進める手が止まらない(語彙力) (2019年12月18日 15時) (レス) id: 381a12205a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チェシャ | 作成日時:2019年7月14日 1時

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