鏡の国のティーパーティ (ページ44)

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決断ページ44

「ここは…？」
⁇「やっと目が覚めたの？」
「く、クリステアsッ…？何をなさっていらっしゃるのでしょうか…。私の同僚とマスターヴィランズがなぜこのような…」

氷漬けに。

クリステア「あら、覚えてないの？あなたがやったのよ。」
「なんのご冗談を…。私はこのようなことしておりません…。」
クリステア「いえ、あなたがやったの。今のあなたの罪は裏切り。さぁ、償いなさい。己の罪を。」
「…あぁ、疲れた。私ならもっと美しく凍らせるわ。そんな美しくないお前が私に命令ですって。そんなの早すぎて666回地球が爆発しなきゃできないわ。」
⁇「私はクリステアよ。」
「はぁ？ならあなたがなぜ直に手を下さないのですか？」
⁇「それは…！」
「まずお前のこと私がクリステア『様』って呼びましたかァ？」
⁇「…！」
「舐めんなバーカ。アンタ、エルサでしょ？」
エルサ「よく分かったわね。」
「アナを幼い頃に一度事故とはいえ傷つけ、ここ、氷の城で兵隊を死の淵まで追いやり、アナをもう一度凍らせようとした。いや、凍らせたか。自分で解凍してたけど。そうだねぇ、唯一の『罪を犯した』『女王』ってところかな。」

そう、彼女はプリンセスではない。

「悲劇のプリンセスの仮面を被り、魔法を使い、見えぬ血に手を汚した女王。アンタの罪は『偽善』、違う？」
エルサ「さすが私の片割れの手下。私は偽善のプリンセス、否、女王、エルサよ。」

皆は知っているだろうか。
私が人間だった一年前、2022年に新エリアができることを知った。そこのエリアには確かアレンデールの城が建てられる予定だったはず。

その名前は。

『ファンタジースプリングス』

夢の泉。春の力を借りてここに皆が来ることを願って。

「エルサ、賭けをしましょう。」

ジョー、どうか助けに来て。

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どうも、チェシャです。
まず、お礼を申し上げなければなりません。
お気に入りの数、ヒット数、評価。
前作、甘くて妖しいハロウィンは4000ヒットを超え、この作品も１日に２００件以上ヒットするなどとても言葉では伝えきれないほどの感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

次に今回の『ファンタジースプリングス』。
実際に2022年に出来るのですが、作中のスプリングスには三つのうち二つの意味を込めました。
意味はバネ、泉、春。
今回は泉と春を使わせて頂きました。

春、で勘付かれた方は地雷なら次ではなく、次のシリーズからお読み下さい。話は繋がります。