鏡の国のティーパーティ (ページ5)

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女王様の授業ページ5

AP「お久しぶりにございます、女王様。」
女王様「あぁ、アップルポイズン、元気だったか？」
AP「もちろんでございます。」

今日は礼儀や所作を身につけて時間があれば毒系統の魔法の練習をする。

⁇「ハァイ、アップル！」
AP「お、お嬢様！」

彼女の名前は女王様の子供イヴィ。オシャレでそれなりに品がある。年は17だ。ハロウィンまで彼女だけ泊まっていくらしい。グリーティングの代わりをしてくれるそうだ。今回のお助けはアップルと私。

イヴィ「姿勢を正す！猫背ダメ！」
PS「スカーちゃんハイエナだよォ？」
女王様「姿勢に気をつけなさい！食器に口をつけて書き込むなどもっての外！犬じゃないんだから！」
MD「僕犬だよォ？」

まともにやっていて綺麗な姿勢なのはホックだけだ。

イヴィ「お姉さん、とっても姿勢が綺麗で所作も良いわね。」
HK「それはどうも、マドモワゼル。」
「彼女はイギリスの海賊、フック船長の手下ですの。とても上品で男勝りなんですよ。」
女王様「フックに言っておかねばね。美しい手下を持ったなと。」

ホックは誇らしそうだ。

全く、他の二人は姿勢の矯正で終わりそうだなぁ。

女王様「ホック、毒の魔法を教えてあげよう。アップルポイズン、手伝いなさい。」
AP「仰せのままに。」

MD「僕はァー？」
イヴィ「まだダメ！食べ方、姿勢、言葉遣い！せめてここは矯正するわよ！」
PS「もー飽きたァ。嫌だァ！」
「こら逃げるなッ！」

クルエラ様とフック船長。
同じイギリスの者なのにこうなるか。

あぁ、そうそう。この授業には本当はもう一人生徒がいるのよ。

EF「あ”ぁ”ぁ”ぁ”！めんどい！！」
「姿勢の矯正だけなんだから、早くなさい！」