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バットエンド版 ページ28

序盤は一緒です。次に繋がりません。

MH「まさかあなたとはね。」
JH「ま、マルフィとAとVが組んだペアなら間違いないよ。」
MH「それもそうね。」

どんどん奥へ入っていく。

ついた先はセンターオブジアース。

テラヴェーターに乗ると一気に暑くなる。

⁇「いらっしゃい。」
MH「え、あなた、メグ?」
メガラ「さすがはボスの手下。そうよ、私。」

聞いていた話と違う。

メガラはハデスの手下だったが、ヘラクレスに恋をして裏切った。聞いていた話ではエスメラルダがいると聞いたのに。

MH「ボス?ハデス様を裏切っておいて大きな顔しないで。」
メガラ「私は裏切ってないわ。そちらの私が裏切っただけ。」

ハーデスが早くも臨戦状態のようだ。

相手は色欲の大罪。
どんな魅力を持っているのだろうか。

メガラ「あらあら、お兄さん。かっこいいじゃない。どこから来たの?」
JH「ッ…!ワンダーランドさ!夢の国からなんだよ。」
メガラ「なんでこんないい男がハーデスとなんかいるの?私とここで過ごしましょう…?」

上目遣いに低くて甘い声。
まずい、引き込まれる。

JH「ハーデス…!」

だめだ、逆らえない。

すぐ後ろまで闇が来ている。鏡の国の闇が。

あと、1メートル、10センチ、1センチ、1ミリ…!

JH「アァァァァァ!!!」
MH「ジャックッ!!」

憑依された体は思ったように動かない。
メガラも冥界の者。闇くらいは操れるのかもしれない。なんて呑気なことを考える。

体が痛い、熱い。

女王様に作っていただいた体が女王様の手ではなく他の者に壊される。

望まなかった展開。

目を覚ませば視界は赤かった。

目の前は炎が包み、メガラが倒れている。

自分の意識はあるが、体は言うことを聞かずにハーデスを襲っていく。

JH「逃げろ!ハーデス!」
MH「これ、ばっか、りは!ご、勝手に、じゃ、ないのよ!」

ハーデスの息が切れ始めた。このままじゃ危ない。


⁇「ハーデス、下がれ!」
⁇「憑依してんの取るから!ちょっと下がって!」

誰かの声が聞こえる。きっと、

JH「Aとエイトフットか?」
「そう!だから、そのまま標的をジョーに移して!念じるの、力強く!」

力強く、エイトフットを念じる。

目が、視界が変わる。
輝くような金色。あたりが輝く。

視界にはエイトフットの姿しかない。

「ジャック!いくよ!」

『Mørket, Forlad. Der er ikke plads til dig overalt i verden.』

僕はその言葉を聞いた後、初めて涙を知った。

鴉とV→←炎とトランプ兵〜後〜



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甲羅猫 - もちろん☆1番右です。はい。読み進める手が止まらない(語彙力) (2019年12月18日 15時) (レス) id: 381a12205a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チェシャ | 作成日時:2019年7月14日 1時

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