歌に溺れる ページ22
EF「2番からで良いか？」
「良いよね？」
VL「もちろんですわ！早く歌ってくださいませ！」
「そうねアースラ様も ウツボの双子も 面白いわ」
EF「そうだ ヴィランズにも居場所があるのは 幸せだぜ」
「でもいくら 日が明けたって 拒まれることは同じ」
EF「でも俺が 欲しいのは 違う 言葉」
「いつの日か 出逢える 運命」
EF「受け入れてくれる こんな俺」
「早く出会いたいと 願ってる ずっと 哀れみ続けてた恋に」
EF「俺がいつか出逢う その人に 言ってやろう 待ってたと」
「運命が定めた その人 出逢うまで 止まらない」
部屋が静寂に包まれる。
「え、なんかおかしかった？」
EF「やっぱ、拒まれちまったかな。俺らの声。」
反応がない。
「これ、ヤバいんじゃない？」
おーい、おーい！とまずは冷静にVから。
V「…ぅおっと。お前達、やり過ぎだ。皆波にのまれているんだよ。ほらスキャター溺れるよ？見えてるんだろう、君たちには。」
「あ、スキャター！スキャター！」
S「ゴボッ…ゴボッ…ゲホッゲホッ！苦しかった…」
実は何かに溺れていると私達海の魔物にはその水の色や、魚の色で悩みがわかる。ま、それを才能として使って契約を取るんだけどね。
それはそれとして次々と意識が戻ってくる。
JH「やっと戻ってこれたよ…。メチャメチャワンダーだった！水に濡れそうになったけど…。」
HK「久しぶりに海の匂いがした。船長に会いたいな。」
AP「ゴホッゴホッ…。溺れそうだったじゃないか。毒林檎なんだぞ！毒が落ちてしまう！」
MH「初めて見たわ…海って綺麗なのね。」
FJ「アラビアとはだいぶ違うてなんや寒い場所やったなぁ。せやけどええ場所やな！」
MF「君たち2人が美しいのもわかる気がするよ。海は美しかった。本当にすごい歌だったよ。」
VL「素晴らしかったですわ…！今度は私もスキャターも混ぜて歌いましょうね！」
S「ゲホッ…お二人とも素晴らしかったです！また今度歌ってくださいね！」
MP「さすがは我が姫。そこの騎士もなかなかではありましたよ。」
ジョー、挑発しちゃお。
「あらポライト…！嬉しいわ！」
EF「あ”ぁ”？誰の女に手ェ出してると思ってんだテメェ…？」
V「こら、エイトフット。落ち着きなさい。」
だいぶ体力回復になったようだ。明日からは戦闘に入る。このまま私とジョー、マルフィ、ミスターは担当決めだ。
「さァて、ここからが本番。」
EF「もうひとっ走りだなァ」
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甲羅猫 - もちろん☆1番右です。はい。読み進める手が止まらない(語彙力) (2019年12月18日 15時) (
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作者名：チェシャ | 作成日時：2019年7月14日 1時
