鏡の国のティーパーティ (ページ20)

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海ページ20

EF「”海”を呼ぶか。」

口の端を吊り上げる。

EF「頭上の波をずっと深くで見つめてた光も知らずに」

どこまでも、の替え歌だ。

制限がなくなった今だからこそ歌える。

「そうね夢を叶えたけど心のどこかかけているの」

EF「どこの空眺めても見えているものは同じ」

「許されないわ憧れた明るい光」

EF「光と闇が寄り添う場所は」

「どれほど、素敵なの」

EF「光受け走り出せばきっと」

「分かるのなにが海と違うのか」

周りは潮の香りがする。するとスキャターが微動だにしなくなる。

「あ、スキャター。」
EF「おいおい、あっけなかったなァ。」

スキャターが固まってしまった。
ま、海の魔物ですから。彼はね。

ジョーの泡の貝を壊す。
ヴェールちゃんの声を戻してあげる。

VL「…ッ、あぁ！やっと戻りましたわ！今回はこちらの負けですわね。」

悔しそうな2人。

EF「とにかく勝ったな。」
「じゃ、戻ろっか。」

結界を解いてもらい、帰ってきた。
半ば戦闘のようなコーラスバトルだったが。