現代系ヴィランズ (ページ2)

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私限定で喋っちゃだめー？ページ2

美女と野獣の世界…

今日もガストンのいる酒場は煩く、酒臭く、騒がしいこれがあたしのや

みっともない姿の女どもがいるなか、1人だけガストンの隣に走ってきて周りの騒がしさに負けないほどの声で喋り出す

『ガーストーン様っ！今日はどんな仕事があるのー？？』

「リリー！いい加減敬語を使うようにしたらどうだ！」

『あっはは！いいじゃんいいじゃん！これがあたしのやり方なんだもん！』

「ったく…そういえば今朝違う世界のヴィランズの関係者から手紙がきてたんだ。」

ガストンは呆れてから思い出したように喋る

『そーなのぉ？内容はどんなんだった？』

「そっちの世界から''ハロウィンにヴィランズリクルーティングを行う。そこでヴィランズの魅力を伝えるためにヴィランズの手下たちを集めようと思う。美女と野獣のヴィランズであるガストンの手下を参加させたい。''みたいなことが書いてあった。」

手紙の大事な部分だけを読み上げるとリリーはわかってないような顔をしていた

「…簡単に言うとヴィランの才能を持っている人間にヴィランズになる権利を与える、みたいな感じか？」

『なるほどねぇ！じゃぁあたしはそのリクルーティングに参加すればいいってことっしょ！？行きたい行きたい～！』

「はぁ…わかったから静かにしろ！明日出発みたいだから早く準備して寝ろ」

明日！？と声をリリーは声をあげたが、理解し準備に取り掛かろうと２階に上がろうとした時

「えぇ～リリーちゃん行っちゃうのぉん？」

酒場の常連のいつも3人でいるなかの赤のドレスを着た女性から声をかけられる。酒臭い。

『行けるもんは行っとかないと人生損っしょ！』

「そっかぁ、じゃぁまた会えたらいいねぇ？あっやっぱり帰ってきたくなかったら帰ってこなくてもいいのよぉ？」ﾆﾔﾆﾔ

彼女らはガストンの虜だ。
いつもガストンと一緒にいるリリーを恨んでいるんだろう。

リリーは無視してさっさと２階に行き、準備を始めた。