◆ ページ6
◇
[ドンドン]
………誰かがドアを叩いてる。
[ドンドン]
誰か知らないけどうるさいなぁ。
[ドンドン]
『しつこいなあ!…誰?』
「アタシだけど、入るわよ」
この声は…アイツだ!
「まったく…アンタぐらいよ寝てるのは。早く起きなさい」
『まだ寝たい…』
「昨日アタシが言ったこと忘れたの?今日からしっかり指導してくって言ったわよね?」
『言ってたような言ってなかったような…』
「とにかく起きる!ほらっ!!」
◇
「まずはこんな感じね」
何が起きたかと言うと…
布団を取られ、無理矢理起こされた。
その後顔洗わされて、髪を綺麗にさせられた。
「次は服ね。アンタはこれを着なさい」
渡されたのはポムフィオーレの寮服だった。
「アンタにはもったいないぐらいの服よ。ありがたく着なさい。いいわね?」
『……着たくない』
「!?アンタ今なんて言った?着たくないって?」
『だって……』
だって、アンタと同じ服なんて着たくないから。
「変なこと言う前に早く着るの、ほら」
はぁ……
私は渋々寮服を着ることにした。
ちなみに寮長は部屋の外に出てもらった。
女の私が男の前で着替えるのは流石にちょっと…ね?
丁度着替え終わった時、寮長に「入るわよ?」と言われ、ドアが開いた。
「!?………ほんとにアンタなの?」
入ってきた途端そう言われた。
ん??
この人なんて言った?
『寮長、それどういう意味?』
「入学式で見たときとは全然違って驚いただけよ。あんなに暗くて地味なアンタをここまで綺麗にできちゃうなんて、流石アタシね。感謝しなさい」
コイツは褒めてんのか?
それともわざと私を怒らそうとしてんのか?
ムッとしたのは言うまでもない。
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作者 - 大福お豆さん» ヴィル様の作品ほんと少ないですよね。その気持ち凄く分かります!私の作品であなた様が少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。更新頑張りますね! (2020年6月28日 19時) (レス) id: 1464503688 (このIDを非表示/違反報告)
大福お豆 - あっありがとうございますっ!ヴィル様の小説に飢えてました(泣)本当にありがとうございます!更新頑張って下さい! (2020年6月27日 22時) (レス) id: 65acce4bcd (このIDを非表示/違反報告)
作者 - レンさん» ほんとですか?それは嬉しいです!できるだけ早めに更新できるようにしますね!! (2020年6月27日 21時) (レス) id: 1464503688 (このIDを非表示/違反報告)
レン - 面白かったです!更新お待ちしてます!(* >ω<) (2020年6月23日 15時) (レス) id: 14d35c18e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年6月19日 22時