7,紅一点の自覚 ページ8
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「Aやったな！ これでまた、一緒にサッカー出来る……！！ しかも世界で！！」
「うんうん！！」
「しかも、その……何というか、あのー……また、しばらく一緒に、いれ──」
「Aおめでとー！！」
目を泳がせ、ゴニョゴニョ言いながら最後の「る」を言い切ろうとした明日人を阻んだのは、友人を祝うのりかの悪気の無い大声だった。
同時にがばっと抱き着かれ、Aは一瞬驚いたもののすぐに嬉しそうな笑みを浮かべる。
「ありがと、のりか！」
「凄いねA、女の子1人だけじゃん！」
「えっ……あっ、本当だ！？」
喜びのあまり細かいところまで気が回っていなかったのは、明日人だけではなかったようだ。
確かに、今名前を呼ばれたイナズマジャパンの女子選手はAただ1人だった。
──それ即ち、Aは日本中の少女プレイヤー達の期待と思いを背負うということ。
突然重いものが肩にのしかかった気がして、Aは思わずうめいた。
「が、頑張らなきゃ……！ 女の子でも世界を相手に戦える、って証明する為にも！」
「あんまり気張りすぎんなよ。それで無理して体壊しでもしたら、元も子もないからな」
「分かってるって！」
彼なりの優しさを見せる小僧丸に、Aがニコッと笑ってお決まりのVサインを向ける。
小僧丸は「おう」とだけ返したのちに、少し口角を上げて「頑張れよ、A」と付け足した。
「うん！」
「Aモテモテだし、積もる恋バナ期待してるね！」
「なッ！？ ──ないない、積もらない！！」
のりかの一言を受け、Aは一瞬面食らったのちに凄いスピードでブンブン首を横に振ってから「ない」と連呼した。
しかしすぐにそれをのりかが否定し返す。
「いやいや、絶対積もりまくりだって。何も起きないわけがないでしょ」
「えぇ〜……？」
雷門メンバーが、心の中で不本意そうに重々しく頷いてのりかへの同意を示しているのにAが気付くはずもなく。
まったくもってその通りだ。よりにもよって代表に選ばれたのはAへの好意のベクトルが振りきれまくっている面々ばかりだし、長期間の合宿生活の間に恋愛沙汰のひとつやふたつ、起きないと予想する方が無理がある。
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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