4,世界への門 ページ5
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「そうそう！」
「ねーっ！」
明日人とAが顔を見合わせていたずらっ子の様な表情を浮かべると、遂に灰崎が怒鳴った。
「おい、明日人！A！」
この3人の様子に、野坂がははは、と声を上げて笑った。
明日人が片目を瞑り、Aがぺろっと舌を出す。
灰崎は不服げに再び腕を組んだ。
──翌日。
サッカーファン達による歓声が響くFFスタジアムにて、少年サッカー日本代表『イナズマジャパン』のメンバーは発表される。
大勢のファン達によって観客席はすっかり超満員状態だ。
所属校ごとに分けられた候補選手席では、日本各国のプレイヤー達が首を長くして発表の時を待っていた。
《何という大歓声でしょうか！今、世界への門が開かれようとしています！》
実況がファン達の興奮を煽る。
《さあ遂に、全国が注目する日本代表『イナズマジャパン』の発表は間もなくです！！》
勿論、Aら雷門中の生徒達も、代表メンバーの発表を今か今かと待ち望んでいた。
「いよいよだな！」
柵から身を乗り出して、明日人が興奮を抑えきれないといった様子でスタジアムを見回す。どれも見覚えのある顔ばかりだ。
「ハッ、なるようになるさ」
灰崎はすましたように腕を組んでそう言っているものの、その指は落ち着きなく腕を叩いている。
明日人は目ざとくそれに気付いた。
「あれっ、灰崎？ もしかして緊張してる？」
「するかよ。お前ははしゃぎすぎなんだよ」
「でもさ、何てったって日本代表だよ！？ ここで選ばれたら、世界のステージに立てるんだよ！ はしゃぐしかないって！！」
小柄な体で一生懸命大きく身振り手振りをつけながら、目をきらきらさせてAが熱弁を振るう。
灰崎はその様子に小動物(主にハムスターあたり)を連想しながら、昨日揶揄われたことに対する意趣返しを試みた。
「もう選ばれたみたいなはしゃぎ方すんなよ。選ばれてなくて泣き喚くお前の面倒見るのはごめんだぜ」
Aが分かりやすくムッとした顔になる。
「はいはい、お手を煩わせないよう気をつけます〜」
「……まあ多分、お前なら選ばれてるだろうがな」
何の前触れもなく、突然に灰崎の口から放たれたこの実力認め発言に、Aは思わず我が耳を疑ってからパチパチと大袈裟に瞬きした。
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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