30,この胸の高鳴りを ページ31
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「世界と戦おう！！」
「おうっ！！」
拳を突き上げ各々闘志を燃やすイレブン一同。
世界の壁がどれだけ高く行く手を阻んでいようがもはや上等、円堂の言う通りそれを遥か超えられるようになればいいだけの話。
……勿論、その境地に行きつくまでの道のりこそ一番骨が折れる行程なのだが、今の彼らにとってはそれもさほど大した問題ではなかった。
今はただ、この胸の高鳴りに身を委ねていたい。まだ見ぬ
「よーっし！ こうしちゃいられない！ 早速練習だ！」
「おーっ！！」
「なあAパス練」
「ボールのカゴ取りに行ってきまーす！」
「あ……っちょ、はずみんちゃん！ それ私達がやるってば！」
「…………」
「ドンマイヒロト。まぁ俺とAで必殺技見合う約束してたからどの道って感じなんだけど」
「予約制なのかよ」
そんな、すっかりいつものペースを取り戻したイナズマジャパンの面々をグラウンドの端から遠巻きに眺めつつ、趙金雲はやはり何を企んでいるのやら読めない笑みを見せていた。
「いや〜、いい刺激になりましたね〜！ メンタルの立て直しもちゃーんとキャプテンがやってくれましたし」
「そうですね……」
一方、その隣に立つ子文は何やら思案顔──顔は見えないが、とにかく何か考えている様子だ。
趙金雲もそれに気付き、彼の顔……いや正確には被り物を軽く覗き込む。
「どうかしました？」
「いえ、何というか……」
確証はない。
口にしていいものか、子文がやや躊躇いを見せるものの、相手のどこか有無を言わさぬような視線に耐えかねて重い口を開いた。
「──親分、Aさんが『お手合わせ』にギリギリ間に合わなかったのって、わざと仕組んだこと──ですよね？」
「親分」は答えない。
またグラウンドを眺め始めた彼の目からは、いつも通り何も読めなかった。
視線の先を追う。
グラウンド上でAが、サッカーボールが山と盛られた台車の付いたワゴンを押して、走ってきて、よろめいて、そのままボールの山にダイブ──するのを、近くにいた豪炎寺が腕を引いて阻止する、そんな光景。
一度深呼吸を挟むぐらいの、ほんの少しの沈黙があってから、趙金雲は子文の方を見ないままに尋ねた。
「……なぜ、そう思うんです？」
「ただの予想……でしかないです。ただ、タイミングが合いすぎていたように感じて……一応海外のプレイはその目で見させたって感じかなあと」
静寂が耳に痛い。賑やかな辺り一帯から、ここだけ切り離されてしまっているような錯覚を覚える。
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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