2,皇帝サマのお好きなもの ページ3
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「でもさあ、甘いの欲しくなった時にこれをペロッと……」
「野坂に糖尿病まで患わせたいのかよ、お前は」
「おー、凌兵ナイスツッコミ！」
「おま……」
「まあ冗談はさておき、私はチョコレートにしたよ」
「…………」
灰崎とAのコントのような掛け合いに、明日人が思わず苦笑いを浮かべる。
そしてふと視線を横にずらすと、見覚えのある姿が彼の視界に入ってきた。
「あっ、西蔭！」
灰崎とAもそちらを振り向く。
そこには、王帝月ノ宮のゴールキーパー・西蔭政也がショッピングカートを押す姿があった。
相変わらず、体格や険しい表情も相まって中学生感がゼロに等しい。
フィールドでゴールを死守していた『静かなる
非日常感というか違和感というか、そのような類のものを感じざるを得ない。
「お前も野坂の見舞いか？」
「ああ」
灰崎の問いに、西蔭が実に簡潔な答えを返す。
Aは西蔭の押すカートに乗せられた買い物かごをひょいと覗いた。
入れられていたのは、大きなスイカが2玉。
……ス、スイカ……？
「……もしかして、これ……悠馬くんに？」
Aがパチパチ瞬きしながらスイカを指し、尋ねる。
西蔭は頷くと、野坂の喜ぶ姿を想像でもしたのか表情を少しだけ柔らかくした。
「野坂さんはスイカに目がなくてな」
明日人・灰崎・Aは、にこやかな笑みを浮かべながらスイカにかぶりつく野坂の姿を想像したかと思えば……
「……ええええええっ！？」
スーパー中に響き渡るような、困惑に満ちた叫び声を上げたのだった。
────
「失礼しまーす」
スーパーでお見舞いの品をきちんとレジに通してから、A達は野坂の病室を訪れた。
ベッドの上でサッカー誌を読んでいた野坂は来客に気付いて顔を上げると、たちまちその顔に嬉しそうな表情を浮かべた。
「やあ、野坂！」
「よお」
「悠馬くん、久しぶり！」
「3人とも、来てくれたんだ」
明日人とAは野坂のベッドの隣に置かれた椅子に座り、灰崎はベッドの正面に置かれたソファによりかかった。
「何か凄い部屋だね〜……」
明日人が病室の中を見回して感嘆の声を上げる。
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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