18,初めての朝 ページ19
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そうこうしているうちに何だかんだで時は流れ、日本代表キャンプに初めての夜が訪れる。
明日人・A・氷浦・万作の４人は、宿舎の前の開けた場所から夜の湖畔を眺めていた。
山々の上で煌めく月の光を反射して、湖がぼうっと黄金色に光る。
遠くの方では民家のものと見られる明かりがぽつりぽつりと点いていた。たまに吹き抜ける風が涼しい。
昼間とはまた一味違った表情だ──ここに夜風を浴びに来るのを習慣にしてもいいかもしれない。ああ、その時は吹雪に声をかけなければいけないんだっけ。
「試合は１週間後……とうとう世界と戦えるんだな」
氷浦の言葉にAは頷き、言葉に表せない高揚感を出来る限り伝えようと試みた。
「うん……！ もう、楽しみすぎる……！！ 世界のサッカーをいちばん近くで、この目で見れるなんて！」
「早く、世界のプレイヤー達に会ってみたいよな！」
「ああ！ 俺、待ちきれないよ！」
世界への期待と興奮を胸に、４人は満月の照らす河口湖の夜景を目に焼き付けた。
「あっ待って士郎とかからめっちゃ着信来てる」
「……戻るか」
────
──翌日。
「おはよ〜……」
「全然早くねえよ」
代表キャンプ入り後、初めて迎えた朝。
少し迷いそうになりながらも食堂に辿り着き、眠い目を擦りながら朝の挨拶をしたAは、早速ヒロトから鋭い指摘を受けた。
「俺らで起こしに行ったよな？ ２０分ぐらい前に」
「すぐ行くって言ってなかったか？」
「あー……ごめん」
「え、俺達も行ったんだけど」
「ごめんなさい」
「僕も行ったんだけどなあ〜……」
「眠すぎて……」
確かに覚えがある。
永世学園や伊那国中の面々、そして吹雪といった一言二言では関係性を語りきれないほど親しいメンバーが、そこそこ前に自分を起こしに来ていたということを。
これから始まる、世界との戦いや寮生活などにわくわくして──一昨日もろくに寝れなかったこともあって──なかなか寝付けなかったせいで、眠くて眠くて仕方がなく結局誰とも一緒に起きてくることができなかった。どれだけ言われようと仕方がない。
うつらうつらしながら、みんなが掛けてくる朝の挨拶に返事をし、寝ぼけ眼で食堂の中を見回すと、A以外のイナズマジャパンメンバーは全員この場に揃っていた。何なら全員配膳を終わらせて席に着いていた。
つまりAは堂々たるビリである。
19,どこに座るべきか、それが問題だ→←17,一抹の不安というか
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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