16,「もっと」 ページ17
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(──つまり狙うは２１３号室)
多くのメンバーが神妙な面持ちでそんなことを考える。顔の真剣さと内容が釣り合っていない。
「おお〜〜……」
そんなこともつゆ知らず、勢いに飲まれてAがゆるい拍手をした。
しかし今の一瞬の出来事をさておけない自称神が彼女の隣にひとり。
「何で即席で描けんだよ」
「自信作でーす」
「知るかよ！ つーかAはもっと──」
「もっと？」
純粋な興味から、Aがヒロトの顔を覗き込む。
勢いに任せて本人の目の前でとんでもないことを口走るところだったんじゃないか──奇しくも本人のおかげでそのことに気付いたヒロトは、すぐに口をきゅっと結んで視線を逸らした。
「…………」
「もっと何？」
「…………いや……もっと…………こう……何か……髪の感じ、とか」
Aの追及は逃れられないということを悟ったヒロトが、自分の身体の斜め下辺りで視線を泳がせながらぼそぼそと思いついたままに喋る。
かわいいとか可愛いとか、あとはカワイイとか。
この流れで素直にそんなことを言えるほど大胆な性格にはなりきれていなかった。
ゴッドストライカーのそんな内なる葛藤も知らずに──あるいはお見通しな上でからかっているのか──我らが監督は呑気に口を挟んだ。
「そこはデフォルメなので」
「〜〜〜！！」
「にしてももっと可愛いんだけどなぁ」
「！！？？！」
いつもと何ら変わりのない顔で凄いことをぶっこんできた「雪原の
伊那国雷門のメンバーはフットボールフロンティアでの白恋戦を思い出して思わず遠い目になった。
あと弟のアツヤの幼馴染みマウントやツンデレ具合も凄かった。色々とお腹一杯だった。
「監督、ここは僕に描かせてくださ」
「そんなことより！！ くじ引き始めませんか！？」
挙句、謎の立候補を始める吹雪に対抗心を燃やす皆──という構図をぶった切ったのはA。頭を抱えたくなるような状況の中繰り出したファインプレーだ。
「このまま続けていただいても良かったんですけどね」
「え？ 何も良くないです」
「冗談ですよ、ジョーダン！ さてさて早速背番号順に引いていってくださ〜い」
──この監督……。
「掴みどころがない、って感じだね」
「ほんとにね──あれ今士郎私の心読んだ？ 読んだよね？！」
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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