15,くじ引き、と思いきや ページ16
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「選手の皆さんが使える部屋は１２部屋！ 基本は２人部屋で、くじで出た部屋の番号が同じ人と相部屋になってもらいます」
子文がガラガラと押してきたホワイトボードを指しながら、趙金雲がようやく有益な情報を口にする。
まあ今一番気になるというか、何か説明が欲しいのはそこではないのだが。
ホワイトボードの中央には、横に長い大きな長方形が書かれていた。
長方形の中には、上に７個、下に９個ずつ線で区切られた四角がある。部屋を表しているのだろう。そのひとつひとつに番号が振られており、一番左上の２０１から始まって右下の２１６で終わっているようだ。
いくつかの四角の中には既に、名前の書かれたマグネットシートが貼られてある。そこはもう埋まっているということらしい。貼られている名前は趙金雲や子文、マネージャーなどなどのサポート組だった。
「なるほどなるほど……」
「いや飲み込み早すぎるだろ」
「置いてかないで」
余計な情報量が多すぎるおかげで肝心なところがなかなか頭に入って来てくれず、完全に取り残されるメンバーが多数な中、常日頃からこんな感じのペースを貫かれている新雷門のメンバーは早くも納得顔だ。
周りから色々とツッコまれる中、Aがこくこくと頷くのを中断して、うきうきしながらその手を高く掲げた。
「監督！ 早速引いちゃって良いですか！？」
「もっちろん！ ──と、言いたいところですが〜」
無論の了承──と見せかけての却下。
Aが思わずギャグ漫画並みの勢いで体勢を崩した。
「言ってくださいよ！」
間違ってはいないもののどこかずれた感じが否めないAのツッコミに、周りのメンバーが何か言いたげなモゴモゴした表情を浮かべてお互い顔を見合わせる。
趙金雲はチッチッチッ、と口にしながら、そのリズムに合わせて人差し指を振ってみせた。
「何せはずみんちゃんは、日本代表の紅一点！ 女性陣のお部屋にも空きが無いので、必然的に１人部屋ということになり──」
そう口にしながら、趙金雲がホワイトボードの前に立ち黒インクのペンを握る。そして何やらさらさらさらっと書き込んだ。
「女性陣の隣である、ココ！ ２１４号室に決定です！！」
趙金雲がホワイトボードの前を退く。
「２１４」の番号の振られた四角の中には、何とも可愛らしくデフォルメされたAの似顔絵が描かれていた。
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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