12,海外から来た一等星 ページ13
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「一星充といいます。はじめまして、羽澄Aさん！」
紺髪につり目気味の件の少年は、Aが声をかけるなりにこやかにそう名乗った。
物腰も柔らかく、人当たりのいい好青年──この挨拶も含めて、Aが受けた一星への第一印象はそれだった。
「うん、よろしくね一星くん！」
そこまで言ってしまってから、Aはぱちくりと大きめな瞬きをして自らの言動を振り返った。そして最終的に、不思議そうな表情を浮かべるに落ち着く。
「あれ、私名前言ったっけ？」
「いえ。ただ、同じチームのメンバーの情報はある程度把握しておきたくて……公式戦で無敗だなんて、まさに『勝利の女神』というか！ 憧れます！」
「えへへ、面と向かって言われると結構照れちゃうな……」
その言葉通り、分かりやすく照れた様子を見せながらAが指先で頬を掻く。
照れるAの笑顔に照れる面々。傍から見れば一瞬何が起こったのやら分からない連鎖反応だ。
気を取り直して、明日人がAの隣に並んで言った。
「一星は、ロシアのチームでプレイしてたんだって！」
「へー！ 凄い！」
「ロシアといえば、サッカーがかなり強い国だね」
氷浦も興味ありげに口を挟む。
一星は照れ臭そうに頭の後ろへ片手を回した。
「はい！ ……ただ、まだまだ修行中の身ですが……海外経験を買われて選ばれたみたいですね」
「そっか。一緒に頑張ろう！」
「はい、よろしくお願いします！」
明日人の言葉に、一星が深々と頭を下げる。
今さっきの謙遜といい、つくづく礼儀正しい子だなあとAは思う。どこかのフィールドの悪魔サマにも見習ってほしいものだ。
「凌兵、参考にさせてもらいなよ」
「おい、そりゃどういう意味──A、無言で微笑むのをやめろ」
そんな、女神と悪魔によるいつものコントじみたやり取りは一旦さておき、大舞台を前に日本代表の間でじわじわと伝染してきた興奮もピークに達していた。
「これから俺達は、世界に向けて歩き出すんだな……！」
「ああ……！」
明日人と灰崎が、代表キャンプの建物──そして富士山の方へ視線を向ける。
──いつしかイレブン全員が目の前の富士山を見上げ、まだ見ぬ強敵達との戦いや、かつてのライバル達との挑戦の日々に胸を躍らせていた。
「野坂も合流できるといいよな！」
「うん！」
──そしてまた、フットボールフロンティアの決勝戦みたいな、アツいサッカーを世界でもやりたい……！
仲間達と肩を並べながら、Aは抑えきれない気持ちの昂りを抱きつつ大きく頷いた。
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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