11,勢いが怖いよ ページ12
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「やっぱり、一応声掛けた方が良かったよね……──よーしっ、じゃあこの大会で優勝したら、お日さま園のみんなでどっかお出かけ行こー！」
「勝利の女神サマともあろうお方が、そんな分かりやすい負けフラグ立てていーのかよ」
突き上げた拳を引っ込めて、ヒロトに人差し指でつんと軽く小突かれた額を押さえながら、Aは「た、確かに」とハッとした感じで言った。
「チッ……」
「タツヤ今舌打ち」
「気のせいだろ」
何も気のせいではなく砂木沼が正しいのだが、とにかくタツヤがそれを適当にあしらう。
自分の扱いが雑になってきているのではないかと危惧し真面目な顔で考え込み始める砂木沼をよそに、ヒロトは不敵な笑みを浮かべて親指で自らを指した。
「ま、俺達が優勝するに決まってるけどな。何せ日本代表にはこのゴッドスト──」
「あっ、一星くんだ！」
ヒロトが「ゴッドストライカー」と言い切れないことはまぁ日常茶飯事として、今回その原因となったAの言葉に永世３人組は分かりやすく目の色を変えた。
「は？」
「何？ 誰？」
「知り合いか？ 知り合いなのか？！」
「いやいや、今バスから降りてきた子だよ！ 選考会で名前呼ばれてたじゃん」
怒涛の三連撃にやや怯みつつも、そう言ってAの指差す先に、どれどれと興味深そうに視線を向ける者などおらず。
「A以外の有象無象を覚えてるわけがねえだろうが」
「ひどすぎない？」
「名前だけでなく顔も覚えられてるのか……チッ……」
「タツヤ今舌打ち」
「したけど何か？」
「逆ギレされたんだが」
「海外でプレイしてたんだって！ 凄いよねー、早く一緒にサッカーしたいな〜」
「そーだな、必殺技の威力を確かめる特訓に付き合ってもらうのが今から楽しみだ」
「威力を確かめる……？」
それどういう特訓？ と口に出しそうになったAだが、明日人達が当の「一星くん」に声をかけているのを見て、代わりにあっと声を出した。
「何か話してる！ 私も挨拶したい！ ……また後でね！」
「あっ、オイ！」
咄嗟にヒロトが止めるも、既にAの俊足は遺憾なく発揮された後で。
「調子乗ってんなよポッと出ヤローてめぇマジで技打ち込んでやるからな」
「俺も顔と名前覚えたからな(まあまあヒロト、Aがフレンドリーなのは昔からだし、それに良いことだろ)」
(とりあえず午後からは永世で占領しよう……)
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ヒメアミ(プロフ) - 尊都さん» ほ、本当だ……！(↑)が1文字分ずれてました……！！すみませんすぐに訂正します🙇♀️ご指摘コメほんとに助かります、ありがとうございます！！✨ (10月17日 14時) (
レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ひややっこさん» ほ、ほんとですかめっちゃ嬉しいです……！！！！！！🥹💓私もはずみんと同じ空間に存在したい人生でした…………応援ありがとうございます！これからも引き続き頑張ります！！🔥💪🏻 (10月17日 14時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 33話のアッキーに訂正するはずみちゃんのイントネーション設定と違くないでしょうか？ (10月17日 0時) (レス) @page34 id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ひややっこ(プロフ) - めっちゃ面白いしはずみんちゃんがめっちゃかわいいです！！！！！皆の気持ち分かる…これからも応援させてもらいます！！📣 (10月16日 23時) (レス) id: 38a6d254ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - みい・フローラさん» コメントありがとうございます！！ う、嬉しすぎる〜〜……！😭これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！💪 (10月10日 22時) (レス) id: a3a881f0ea (このIDを非表示/違反報告)
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