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遥「……中田さんが、Aさん居なくてめっちゃイラついてるんですよ……」

翔「あれが正しく鬼の形相……」

圭「そんで2人が探しに出たんやけど、なかなか戻らんくて更に翔の機嫌が悪なって、」
もー!翔ちゃん!!
先輩にも後輩にも迷惑かけちゃダメでしょ!!
しかも僕いなくてイラつくってどういうこと!?


『なんかごめんなさい……』

圭「Aは悪ないで」

遥「勇人さんに捕まってたのは内緒にしときましょ……」

翔「そうですね……」


ホントごめんなさい
もうどこにも行きません……


『翔ちゃん、』

翔「……どこ行ってたん?」

『お散歩?』

翔「まぁ、ええわ……ん、」


ロッカーに戻ると腕を組んで椅子に座ってる翔ちゃんが
ここに座れと、膝を叩いたので大人しく翔ちゃんの膝の上に座る


『翔ちゃん、今日はがんばろーね』

翔「Aのために打つわ」

『んふふ、お願いしまーす(笑)』

圭「お前ら、はよ着替えろよ」

『はーい!翔ちゃん、お着替えしよ?』

翔「おう、」


いよいよ始まるんだなぁ、野球のお祭り
パ・リーグのユニフォームに袖を通してスパイクをはく
グローブはピッチャー用で用意してもらってて、ピンクと水色が可愛い


翔「そうだ、Aさん」

『どうしたの?』

翔「ホームランダービーの時のピッチャーをお願いできませんか?」

『あれ、城石コーチがするんじゃないの?』

翔「そうなんですけど、でも、」

『んふふ、いいよ、やってあげる(笑)』

翔「やったー!!」

『そうとなれば練習しよ?』

翔「はい!」



早速グローブをもってグラウンドに出る
肩慣らしのため、軽く翔平くんとキャッチボールをしてからいざマウンドへ
翔平くんもバッターボックスに立ってやる気満々


『いくよー!』

翔「お願いしますっ!」


翔平くんが打ちやすいようにストレートで球速は抑え気味
快音が聞こえてきていつもなら悔しい気持ちになるけど、今日はすごく嬉しい


『さすが、翔平くん!!』

翔「Aさん、次はもう少し速めでお願いします!」

『はーい!』


何球か投げては打ってを繰り返してから、次は僕が打つ番
明日先発するって決まってるんだけど、もしかしたら代打で出すかもしれないから練習しといて、って監督に言われたの
監督のことだからかもしれない、じゃなくて絶対、だろうけど


翔「僕投げますね」

『トスあげてくれればそれでいいよ?』

翔「やだ、投げる」





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三做村匡(プロフ) - 続きが……続きが気になる…… (2022年10月10日 13時) (レス) @page23 id: 20406f05c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆづき | 作成日時:2017年6月19日 22時

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