依存疾患３

第129話 ページ39

貴方side


〜〜帰り道〜〜

いま、私は精市と2人で帰っている



貴方「今日さ雅治達が暴力を振るっているのを見たんだけど何か知ってる？」

ぼんやりと精市に聞いてみた

幸村「…………どうして俺に聞くの？」

精市は笑顔で質問を質問で返す

これは絶対知ってる

でも、なんて言えばいいの……


貴方「えっと………それは、ほら！よくみんな2人組でいなくなってるからもしかしたらーって思って……ね｣

幸村「……」

精市は無表情でまるで私を見定めるかのようにガン見してる

怖すぎるよ


幸村「そういうことか……安心して俺は何も知らないよ。ところで丸井の手当てをしたんだってね。怪我の具合は大丈夫だった？」


さらっと話しを変えてきたけど絶対に教えてくれないっぽい


これ以上は怖いから聞けないけど…


貴方「ブン太の傷はかなり多かったけど本人は平気そうだったよ。なんか、もう少しで終わるらしいし」


幸村「なるほどね」

精市は満足気に言う

怪しい…


貴方「もしかして何か知ってるの？」


幸村「Aそんな疑うような目で見ないでよ。ふふっただそろそろAの誕生日だろ？だからみんな気合いが入ってるだけさ」

もちろん俺もね！というふうに精市が笑顔で言う

貴方「えっ！！まだ2週間くらい先なのに？ありがとう。楽しみにしてるね」


いやいやいやいやいやいや
可笑しいでしょ私の誕生日だからって気合い入って手首を切りまくるなんて……


普通にやばそう


絶対ロクなことじゃない


幸村「あっもう家だね。A今日1日ありがとう。また明日。最近は寒いから風邪をひかないように暖かくね」



貴方「こちらこそありがとう。また明日」

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