依存疾患２

第81話 ページ35

貴方side


千歳を見つけて謙也さんと一緒にコートに戻ろうとすると遠くの方にジャッカルとブン太がいた

見た感じちょっと雰囲気が悪い


貴方「ちょっとあっち行ってくるね」


謙也「Aがおらんと道迷うから一緒に一緒にいく！行くぞ千歳！！」


千歳「わかったばい」


〜〜現在に至る〜〜


丸井「A！！」


貴方「今日はあんまり練習してないんだね。それよりジャッカルと喧嘩しちゃったの？雰囲気悪かったけど…」

ちょっとブン太の顔が曇った

丸井｢なに言ってんだよ！俺とジャッカルが喧嘩する訳ないだろい？」

貴方「そうだよね！そろそろ戻るね」


後ろを向くと

幸村「A、そろそろ朝の練習が終わる頃だよ。一緒に食堂に行こうか」


貴方「精市……えっとごめんね。謙也さん来たばかりで道が分からないから今日は一緒にいなきゃいけないの」

柳「おや、丸井の腕が怪我しているな。手当をしてないと。A彼らの道案内は俺らがするから丸井の手当を頼む」


貴方「いや、でも」

ブン太の怪我はいつもの事だし…

ブン太をみると泣きそうな顔をしていた

貴方「…うん、わかったよ。ごめんね謙也さん、千歳」


謙也「おれ！道思い出してきたわ！」


顔が引き攣ってる
申し訳ない


真田「遠慮は無用だ。行くぞ」


謙也さんの心の叫びが聞こえる

千歳は案外平気そうだ

身長が高いから？


貴方「ブン太いこっか！」

丸井「おう！」



〜〜保健室〜〜


おかしい

貴方「この傷新しいね。また切っちゃったの？それに、よく見ると顔色も悪いし…貧血？」


丸井「一昨日ふかく切っちまって…でも幸せだぜい。」

幸せかは聞いてないんだけど…

貴方「こんなに痛そうなのに…？」


丸井「だって俺の手当をしている時Aは俺の事だけを考えて俺の事だけを見てるだろい？それにいまAの体には俺の一部が流れてるんだぜい」

意味不明だし分かりたくもないや

貴方「流れてるってどういうこと？」


丸井「それは……まだ内緒！」

手当した包帯が見えるように口に人差し指を当てて言った


黙ってれば可愛いしかっこいいんだけどな


丸井「A？大丈夫かよい？熱中症か？｣



貴方「ちょっとね…暑いからかな？」






________
次回謙也sideかもしれない

第82話 謙也side→←第80話 ジャッカルside

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す