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『そうですか…沢田くんたちはいつ頃?』

笹「巳國が来る少し前だからまだ院内に居るはずだぞ」




確信を得た。完全に。



一言お礼を言って先輩の病室を後にする。

院内をスタスタと早歩きで巡回して赤ん坊くんを探す




カウントダウン
×
強者になっていく対象(ターゲット



格付けるように、値札をつけるように数字を振っていく

しかし、そうじゃない
きっと元から割り振られていた数字を表している



これが表しているのはランキングだ。
ランキングといえば沢田くんの家にいたじゃないか、不思議な子が

もし、その子が関係してるなら確実に「あっちの業界」が関与してる


何事にも察しはいい方だ
仮説は…この当たってほしくない仮説はきっと当たってる




『! 赤ん坊くん。』


彼は2つの懐中時計を両手に持ち、神妙な面持ちでそれらを見ていた。


リ「! …Aか、お前も気付いたのか?」

『ほぼ確信してる。君の返答次第で100%です』


私と赤ん坊くんの会話についていけない沢田くんの視線は右往左往


『沢田くんはどこまで分かって…?』

リ「ツナはなんも分かってねぇ。むしろお前が早すぎんだ。」



それは私の思考の良し悪しではなく
「一般人が知りえる情報だけで考えたにしては」という意味も含めているんだろう

私が手出しできない範囲の情報も必要。
それも分かっている。…故に赤ん坊くんを尋ねた


『懐中時計のカウントダウン、被害者はドンドン強い人になっていく
つまり、強い人間のランク付け、ランキングを表してるのまでは分かりました』


沢「カウントダウンって…」

『笹川先輩の懐中時計は6時を指して止まっていた。
その前の3年の森山先輩が7時、さらに前に空手部主将押切先輩は8時…』

沢「! 数字が並んでる!!」


リ「あぁ、俺もさっきそれに気付いた。
そんで、お前が知り得ない確信への手掛かりはコレだぞ」



私の隣に立つ沢田くんに手渡された紙。
タイトルと思わしき場所には「並盛中喧嘩の強さランキング」と書かれてる

そのランキングの内容を視線で追っていくとランキングと時計の時刻は同じ



リ「これはフゥ太のランキングなんだが…
俺たちマフィアには沈黙の掟(オメルタ)というのがある」






沈黙の掟(オメルタ)とは組織的機密情報の守秘義務らしい

そして、あのフゥ太という少年のランキングは
赤ん坊くんたちが生きる世界でも超重要・最高機密なんだとか

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睡-スイ-(プロフ) - ますしんさん» ますしん様コメントありがとうございます!そうなんですよね…昔はさほど気にならなかった辺、大人になったからこその損得勘定なのでしょう…大人になんてなるもんじゃないですね…←なるべく濃く書くことを意識するあまり直ぐ話がいっぱいになってしまいますが… (2020年2月6日 15時) (レス) id: 3400204ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - 確かにその差にツッコミたくなりますよね。お気に入りするんなら評価もできるだろ!って…この作品、内容が濃くて読んでいて楽しいので更新速度低下は悲しいです…それでも見続けるので更新頑張ってください!! (2020年2月6日 15時) (レス) id: 378183aadc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡-スイ- | 作者ホームページ:https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09  
作成日時:2020年1月25日 16時

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