+２５+自らが定めた義務 ページ28
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食事を終えてから机のものなどを片付けてトートバックにしまい込む
さて、私の競技は終わっているし午後他にすることといったら何があるだろう？
私服警備員のように一般生徒ととして恰好のまま
風紀委員張りに見回りすることくらいか？
といっても問題を起こしてくるのはきっと赤ん坊くんくらいなもので
棒倒しの総大将２名は倒し終わっているし
他に何か起きるとしたら棒倒しの競技を始めてからなんだろう
草壁さんがさっきＡ,Ｂ,Ｃの総大将…あぁ、違うか
Ａの総大将「笹川了平」とＢ、Ｃがの総大将代理が話し合って、結果
棒倒しの対戦カードがＡ対Ｂ対Ｃの三つ巴の戦いから
Ａ対ＢＣ連合という、もはやリンチのような組み合わせになったんだっけ
あ、なら棒倒しが始まるまでの１，２時間は暇なのか。
雲「何ぼうっと突っ立ってるの」
『いえ…午後何して過ごそうかな、と』
雲「ここで休んでいたらいいよ。見たければここからでも見えるんだから」
『…何か仕事でもないかな、と思って』
雲「そもそもキミは風紀委員じゃないんだから仕事する必要ないでしょ」
そう言われてしまえばそうなんだが…
『私はあなたの役に立ちたいんです、誰よりも』
他の風紀委員が何か仕事をするならそれ以上に何かしたい
元々無関係であった彼らがあなたに貢献するならそれ以上に…
私はそれを果たす義務がある
向かい側から盛大にため息をつかれるが
このやり取りだって初めてではないし別に傷ついたりもしないが
まぁ、少し不服
貴方はもう気にするなと、忘れてしまえと言いたいんだろうけど
私は忘れる気はないし今の私にはその義務が必要
貴方が居なきゃ、今の私は居ない
それがどれほど私の中で大きな事実なのか分かってない
もともと強者であった、あり続ける貴方に伝わらない。
雲「僕のお願いには応えてくれるんでしょ？」
『…もちろん』
雲「ならコーヒー２つ入れて、ここにいて」
そう言いながら、さっきまで私が座っていた向かいのソファを見つめる
命令というにはその目は優しい。
きっとご本人は自覚なんてしていない、言ったところで否定するんだろうけど
そういう貴方だから尽くしたい。
一生かけても返しきれない恩を少しでも返したいと思える。
『…ブラックでいいですね？』
些細な願いもすべて返せるようになりたいと。
義務感とか、貴方が嫌いな何かに縛られて思うのではなく
これに関しては本当に、心からそう思っている。
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おまんじゅう(プロフ) - 楽しく読ませてもらっております！いやはや、面白いですね！...イラストがブルーベルに見えてしまった... (2020年4月14日 14時) (
レス) id: f0c0a1b934 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - 黒雪 長谷部信者さん» わざわざありがとうございます…！ゆったりとですが更新していきますのでよろしくお願いします！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 1576287cc8 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - さーちゃんさん» ありがとうございます、同じ夏生まれなんですね！ゆるゆるとですが更新していきますのでよろしくお願いします (2019年8月17日 21時) (レス) id: 1576287cc8 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - ぱるさん» 嬉しいです。楽しんでいただけるよう、私自身も満足いくように更新していきます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 1576287cc8 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 長谷部信者(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！これからも楽しみにさせていただきます。更新頑張って下さい＜(_ _)＞ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 64abb0ccf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡-ｽｲ- | 作者ホームページ：https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09
作成日時：2019年7月8日 17時
