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「ん？なんだ？」
いきなりドアが開いたかと思えば、セノの名前を呼んだ人物はまぎれもなくコレイだった
今まで腕を組んで考えていたセノもさすがに呼びかけに応えた
「あ、えっと、その…せ、セノさんの今日の仕事、
早めに始まるからもう行ったほうがいいって…セノさんの仕事仲間の人が……」
「ああ、そうか、ありがとうなコレイ」
「い、いいや！私はなにも…」
そういうと、コレイはほっとした表情を少ししてから
「じゃ、じゃあ！私はこれでいくからな！」と言っていそいそと外へ出て行ってしまった
セノもそれに続き、立ち上がった
「すまない、今日はもう行く」
「え、ああ、うん！仕事だもんね、頑張って」
そう言い、歩いていく背中後ろ姿を私は見送った
「さてと…！僕もレンジャーの仕事がまだ残っているはず…死域の範囲の確認…その前に病気の子をみないといけないか…」
どうするかな、と言ってセノが使っていたグラスと自分のグラスを持ち、台所へと足を運ぶティナリ
こんな疲れきった顔してるのにまだそんなに仕事をするの！？
仕事ばかなのか、責任感が強いのか
はたまた両方か…
流石にこれ以上、疲労を蓄積させるティナリを幼馴染としては見ていられない
そう思って私は立ち上がり、ティナリに提案をした
「ねえ！死域の駆除の任務、私に任せてよ！」
「…え？」
グラスを洗っていたティナリの手が止まり、グラスを見ていたティナリの目が私を捉えた
「ごめん待って、今なんて言った？」
「いやだから、死域の駆除の任務、私がする」
もう一度言うと、ティナリは一瞬びっくりしたような顔をしたが、すぐにその顔を険しくさせた
「……だめだ、危険すぎる」
「な、なんでよ！私だってしたことあるもん」
了承されるとばかり思っていた私は、だめだと言われ驚いた
「したことあるかもしれないけど、今日は睡眠不足だろ」
「でも大丈夫、少し寝た」
「少し寝たぐらいじゃそこまで回復はしない」
「でも、ティナリだって疲れてる」
「僕は大丈夫、そこまで疲れてないし、君よりは寝た」
わかったね、と言って私を自室へと追いやるティナリ
いってくるね、と小さくダイニングから聞こえたティナリの声
明らかに顔だって疲れているのに、私より疲れているはずなのに
やっぱりティナリはばかだ
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
