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少し落ち着いたため私は自室へと移動した
ふらふらとだるい身体を引きずり私はベットに倒れ込んだ
ティナリがここにいたら、お風呂入ってからにしなよ！と怒られるるんだろうなと思いながら
私はこんな状況下でさえティナリのことばかりで思わず苦笑した
「ティナリ、好きっていってたなあ……」
ということはティナリの好きな人はあの女の子なのだろうか
確かに元気で優しそうで、容姿も可愛かった
私より料理もこなせるだろうし、私よりきっと子供っぽくない
「それに比べて私は……」
言葉が出てこず、思わず苦笑いをしてしまう
ふう、と涙の落ち着いた私は一つ自分を落ち着かせるように息を吐いて
立ち上がった
「……行こう」
私の身体は勝手に動き出して、気がつけば私は外に出ていた
「……ピクニック以来だね…」
少し歩いて私がきた場所は私が以前ティナリとコレイとセノと私の4人でピクニックをした会場である大きな大木がある場所だ
ティナリと私がはじめいてあったところで
一緒にここでよく遊んだ
私のいちばんの思い出の場所で私がいちばん好きな場所
私は何かいつも悲しいことや嬉しいことなど、感情が昂った時にいつもここにきている
昔からの習慣なのだ
私は前と同じように大木の幹に手を触れ、そっと頬を寄せて抱きしめた
「相変わらずあったかいね…」
幹の温もりに思わず頬が緩む
少しの風で揺らぐ葉の音と幹の温もりが優しく私を包み込んでくれる
葉の間から少し漏れていいる月の光と星の輝きが葉を緑に光らせている
そんな光景が私を慰めとくれているようにも思えて
私は幹を抱きしめる力を強くした
「慰めてくれてるの…？ありがとう…っ」
私はその温もりが心地よくて、泣き疲れていた私は思わず重たい瞼をゆっくりと閉じそうになっていた
そのとき
「っ、やっと、みつけた」
聞きたかったようで聞きたくなかった声が私の耳に入った
顔を見なくてもわかる
ティナリだ
息を切らしているようで私を探してくれていたらしい
見えない、顔が見れない
見た瞬間思わず涙が流れてきそうで顔を見たくない
私は反射的に木の幹に顔を強く押し当てた
ゴツゴツして硬いけれど、顔を隠すには十分だった
「A、なんでまた僕に何も言わないで…って聞いてるの？」
私の背中から声がする
振り向けない、声も出せない
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
