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「本当に久しぶりだなぁ〜！へへっ、今日は酔うまで返さないからなぁ」
ティナリにもスメールシティへ行く旨を伝えていないのに飲みに行くか迷ったものの、
久しぶりのカーヴェからの誘いだということと
あの笑顔にやられてついてきてしまったが…
「まいったな…もうカーヴェべろべろじゃん」
飲み始めて30分程度でちょうどいい具合に出来上がってしまったカーヴェ
私は昔から酒だけは飲むなとティナリに言いつけられているため、葡萄ジュースを頼んで飲んでいた
ティナリによると、アルコールの入った私はどうやら相当やばいらしい
確かに酒を飲んだ翌日は二日酔いがひどいのと記憶があまりないことが多かった気がする
「おいAー！聞いてるかぁ？」
「え、あ、ごめん、考え事してた」
「むぅ…もっかい優しいカーヴェ先輩が教えてやろう、最近芸術ってなんだろうって思うんだがな、俺は………」
もう一度つらつらと芸術について酔っ払いながらも語り出すカーヴェを見ながら
私は一口葡萄ジュースを口に運んだ
まずい、いつ帰ろうか
カーヴェが資料を閲覧した時間が長く、今はもうすっかり当たりが暗くなっていて、星と月が空に見え時間帯だ
そろそろ帰らないと大いにまずい
もうすでに怒られる時間帯ではあるのだが…
「カーヴェ、も、もうそろそろ帰ったほうがいいんじゃ…」
「何いってる！僕はまだまだ飲めるぞ！」
そんなことを言われた困り顔をしていると、店のドアがカランカランと軽い音が鳴った
そちらの方を見やると、そこには
「A…！？」
ティナリがいた
「ティナリ……は、はは、やっほー、奇遇だね、なあんて…」
会いたかったというか、会いたくなかったというか…
そんなごちゃ混ぜの気持ちに心がかき乱されて、苦笑いを思わずティナリに向けた
「なんで君がここに…、え、カーヴェ…？まさかっ！Aお酒飲んでないよね？」
「飲んでない飲んでない！！ティナリに止められてるから飲んでないよ！ティナリの言いつけは守らないと…怖いし……」
勢いよく両手を自分の体の目の前で振り全力で否定する私を見て安堵の顔を浮かべたティナリだったが
すぐその顔は険しいものに変わった
「へぇ、その言いつけは守れるくせに僕に無断で外出するなっていういいつけは守れないんだ？」
びっくりっと身体が揺れたのがわかった
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
