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「どうしたの？こんな夜遅くに」
「てぃ、ティナリ、まだ寝てなかったんだね」
「いや、答えになってないんだけど」
部屋の中に入ると、ティナリが先に言葉を発した
思わず変な回答をしてしまった
「ティナリ、まだ寝ないの？」
「いいや、あともう少しでちょうどきりのいいところだからそこまで結果を書いたら寝ようかなって思ってたけど…」
それがどうかしたの？と不思議そうな声を発しながらも書く手はためないティナリ
さすがと言ったところだ
私だったらそんな器用なことはできないんだろうなあ、なんて考えながら
私は本題の疑問をティナリにぶつけることにした
「そ、そっか、じゃあさ、その…い、一緒にここで寝てもいい？」
「うん、いい_____…ごめん待って、今なんて言った？」
何も考えずに肯定しようとしていたのだろうか
私の思いがけない言葉にびっくりしたのか、今まで資料を向いていたティナリの瞳が私を捉えた
「…一緒に寝ようよって……言った」
そういうと、ティナリは
「…なんで？」
それもそうだ
今まで別々の部屋で寝ていたのに、急に一緒に寝たいだなんてびっくりすると思う
これは正直に言うべきなのか？
一緒に恋話をして寝落ちしたいんだ！と
いや、それもそれでなんだか恥ずかしい気がする
そんなことを1人で考えてはあわあわとしていると
ティナリはそんな私を見て机に広げていた資料を端に積み上げ、ノートを閉じた
ティナリは口を開いた
「………とりあえずもう寝ようか、Aも今日は疲れただろうし、眠いでしょ？」
「！！うんっ！」
「眠いというより元気だね」
私の元気な返事を聞いてそう判断したらしいティナリ
それでも私を無理に部屋から追い出そうだなんてしなかった
やっぱりティナリは優しい
「ね、ティナリティナリ」
「……何、僕もう眠いんだけど、寝るために布団入ったんだけど」
「や、これだけ答えてよ」
隣に寝転がっているティナリに私は声をかけた
自分からしようともちかけたが私の心臓がもたない
じゃないと私が今日勇気を出してティナリの部屋に来た意味がないではないか
「なに…早めにお願いするよ、もう眠い…」
「ティナリってさ………好きな人いる？」
「………いるよ、おやすみ」
心臓がひゅっと鷲掴みされるような気分がした
好きな人って誰なんだろうと考えるとあまり眠れなかった
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
