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「うげ、もうこんな時間なの…？た、確かにちょっと眠い……」
徹夜をしてしまった
いつもならティナリが寝ろと言いにくるが、昨日は言いにこなかった為初めての徹夜だ
ちょっと嬉しい
いけないことをしてしまったという感じがなんとも言えない
「へへへ、徹夜って楽しいなー！！んー、いつティナリ帰ってくるんだろう…？
今帰ってこられたらちょっと言い訳ができn「ただいまー」……え？」
呑気にまだ帰っては来ないだろうと油断していた私がばかだったらしい
ティナリが帰ってきてしまった
まずい、これは大いにまずい
どうしよう、どうしようと内心焦っているうちにティナリが私の部屋に入ってきてしまった
「……A…？」
「ティ、ティナリ………あ、あは、あははは…」
顔を恐る恐る見やると、任務で疲れて顔がやつれていることもあり、いつも以上に顔が怖い
これは怒られる
「…ねえ、何時にそれ始めたの？」
「こ、これか！？さっきかな！！」
私は嘘をつけない性格らしく、目が泳いでしまう
「へー…“さっき”……ね」
笑っている
笑っているが、口が笑っていない
恐怖の笑みだ
「嘘はよくないよね」
「う、嘘じゃな…「え？」嘘ですすみません」
そう私が白状すると、「はぁ〜……」と深いため息をついた
「いつから起きてたの」
「ずっと…デス…」
思わず語尾がしりすぼみしてしまう
「今すぐ寝て」
「え、でも、まだ配合が…」
そう私がごにょごにょと言葉を続けようとすると、
目を細めたティナリがこっちを向いて今まで聞いたこともないようなドス黒い声で私の言葉を遮った
「返事は？」
「はい！！！！寝ます！！！」
いままで机に向かって椅子に座っていた私はすくっと立ち上がった
ティナリに敬礼をしてすぐにベッドへとダイブした私を見てたティナリは
呆れたような顔をして私の部屋から去っていった
寝ようと思っても陽の光が眩しくて寝れない
ティナリの疲れ切ったような顔を思い出して、私は心配になった
「……ティナリ…大丈夫かなあ…」
疲労回復のために、私が料理でも作ってあげたいけれど…
鳥肉と野生キノコの串焼きを炭にした私が何か作れるとは私ももう思えない
「…よし、今日はセノを訪ねよう」
そう決心して私は深く眠りについた
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
