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晩御飯を食べ終わり、歯磨きをし終えておやすみなさいをお互い言い合い、私とティナリはそれぞれ自室へと戻った
私は今ベットの上でごろごろしている
だが、何か大切なことを忘れているような気がするのだ
なにか、何かをするべきだった気がする
だが思い出せないのだ
「んーっ、もやもやする〜…なんだっけ…」
こういうことはよくある
何かの達成感、または安心感のせいでその前に考えていた何かしなければいけないことを忘れてしまう現象
「なんだっけー！あともう少しで思い出せそうなんだけどなあ…」
頭にかかった濃い霧がもう少しで晴れるような、そんな気がしているのだ
私は………何を…忘れて………
「……！あっっ！！」
私はティナリが帰ってくる前に
今日、夕ご飯をティナリと一緒に食べている時にティナリの好きな人を聞き出す決心をしたんだ！！
そのことを今思い出した
だが、ティナリが帰ってこない心配と、ティナリが無事帰宅し遅くなっていた理由を聞いて安心して
すっかり忘れていた
明日聞けばいいか、と今思ったが…
そんなことをしたら今日出した勇気が全てなくなってしまいそうだ
かと言って、時間を巻き戻して晩御飯をもう一度やり直せるわけでもない
…そ、そうと決まったら……！！
心の中で大きな決心をした私は、ベットから身体を起こし立ち上がった
自室を出ると、ダイニングへ向かった
そこには誰もいない
ということは………
そこから私の自室とは反対方向にある道廊下へと進み、ひとつのドアの前で私は立ち止まった
目の前のドアの隙間から微かに部屋の光が漏れている
深く深呼吸をしてから、思い切って肩腕を上げてコンコンコンっと3回目の前のドアをノックした
「…どうしたの？入っていいよ」
中から私の大好きな人の声が聞こえて、思わず心臓が煩くなっあ
私が今入ろうとしているのはティナリの自室だ
こんな夜遅くにティナリの自室へと足を運んだことは今まで一度もない
そして私が今考えていることは、ティナリと一緒にティナリの部屋で寝ながら恋話でもして寝落ちをしようと考えている
少女漫画で主人公が女友達としているというよくある展開だ
ティナリの自室へと続くドアへと手をかけ、ゆっくりと押した
温かい机の上でゆらゆらと光る光とその机に向かうティナリの目が私を捉えた
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
