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「ちょ、ちょっと待ってくれ！」
私が俯いて心の中で格闘していると
コレイが私に焦った声で声をかけてきた
思わず私は反射的にコレイの方を見やると
コレイは声でなく顔も焦りで満ちた顔なっていた
「その、私が言ってる“好き”は人として好きってことで！Aが思ってるような好きとは違うからな！？」
「………え？」
「え…？もしかして……Aが言ってる意味も……人としてってことだったのか…！？」
びっくりしすぎて発した言葉が
尚更コレイを焦りに陥らせたらしく、もっとわたわたしだしたコレイ
そんなコレイの可愛さと、コレイがそうではなかったという安堵で思わず笑みが溢れた
「ふふ、コレイが言った意味であってる！」
「そうか、ならよかった…」
コレイは私の答えを聞くなり胸に手を当てて少し俯き安堵の息をついた
そんな様子を見て私もコレイがさっき入れてくれたお茶を飲もうとコップに手を伸ばしてコップに口をつけた
だが、コレイは息をついたあと
すぐにばっと顔をあげて私の方へ向けてキラキラした瞳で私の目を捉えるなり
「…ってことは、Aは師匠のことが好き……ってことか…？」
「ぶっ…げほっごほっ…！！こ、コレイ、ごめん！」
「…だ、大丈夫だ……」
痛いとこをついてきた
思わず目の前にいたコレイに口に運んでいたお茶を吹き出した
すぐに私は持ってきていた布を取り出してコレイを拭いた
2人でコレイに私がかけてしまったお茶を拭いていると
コレイは私の顔をじっと見つめて
「私にお茶を吹きかけてきたってことは…師匠のこと好きなんだな」
そう言ってきたのだ
思わず拭く手が止まってしまい、拭いていた箇所をずっと凝視していた
「………いや？違うよ…？」
「あははっ、今更無理だぞ」
私の動揺している姿が丸わかりだったようで
私を見るなり口元に手を当ててくすくす笑い出すコレイ
「私以外に誰か知ってるのか？」
「えっ、セノかな」
「やっぱり好きなのか」
「…え？……あっ…！！」
………バレてしまった
やられた、これはしてやられた
「セノさんか、確かに口は硬そうだよな」
「でも、セノの場合も意図的に教えたわけじゃないんだよ！」
「あははっ、Aは素直だから隠すのが下手なんだな…っ、ふふ」
か、隠すのが下手………
確かに嘘をつくのは下手だが……どうなのだろうか
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
