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「おいしかったー！ごちそうさまでした！」
雑談を4人でしながら、ティナリの作ってくれたバスケットの中身を食べていると
あっという間になくなってしまった
食べ終わった後も、4人で敷物の上でわいわい話をしていると
ティナリが何かを思い出したのか
「そうだセノ、ちょっと今付き合って欲しいんだけどいい？」
と言った
するとセノは不思議そうな顔をしたが
「構わない」
と返事をして、2人とも立ち上がった
「ごめんね、A、コレイ。すぐ終わって帰ってくるからちょっと待ってて」
そうティナリが私とコレイに言うと2人とも私たちに背を向けて森の方へと向かっていった
何をするのだろうか…
まあ、彼らのことだからきっと実験でもするのか
はたまたきのこ狩りにでも行ったのか…
まあどちらでもいい
今は私にとって都合がいいのだ
きっとチャンスは、ティナリがいない今しかない
そう思って私は思い切ってこの話題をコレイにふることにした
「そういえば、」
「ん？なんだ？」
お茶の入ったボトルに手を伸ばそうとしていたコレイだが、一瞬手を止めて私の方を見た
「コレイってさ……」
「うん」
私の話に耳を傾け、合間に相槌を入れながらこぽこぽとお茶を自分のコップに入れるコレイ
私のコップの方にも目を配らせて、私のコップが空っぽなことに気づいたコレイは
自分のコップをそっと置き私のコップに手を伸ばした
「ティナリのことすき？」
「うん！？」
私のコップにお茶を入れていたコレイの手が止まった
今までボトルとコップに目を向けていたコレイの瞳が私を捉えた
大きな目をいつも以上に目を大きくさせてびっくりしている様子だった
コレイは何度か目をぱちぱちとさせ瞬きさせた後
手に持っていた私のコップとボトルを一度置き、私に体を向け直して
「も、もう一度言ってくれないか？」
と言った
「コレイはティナリのこと、すき？」
もう一度同じ言葉を繰り返すと
コレイは少し俯いて小さな声で「聞き間違えじゃなかったのか…」と言って私の方をもう一度見た
「私はもちろん、師匠のことは好きだぞ…」
うぐっ
目の前で言われると少し寒気がする
この目の前にいる可愛い子が私のライバル………
む、無理があるんじゃないの…？
「そ、そっか…」
思わず少し俯いてしまう
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
