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ティナリにいってきますの挨拶をして家を出発した
教令院への道は久しぶりで少し懐かしさを感じながらも、約束の時間に遅れそうだったので足を早めた
もう少し寝てたかったな
「…A先輩」
教令院に到着し、中へ入ると相変わらず大きいなーと驚嘆していると、懐かしい声に名前を呼ばれた
「アルハイゼンくん、久しぶり…って……身長伸びた…？」
そして前よりも筋肉ムキムキな気がするのは気のせいでしょうか
「お久しぶりです」
相変わらず無口なアルハイゼンくん
変わらないんだね
今日は生論派での講演だ
知論派でないからアルハイゼンくんにはもしかしたら会えないと思っていたが会えて嬉しい
私も元々は生論派の生徒であったけどアルハイゼンくんは古代言語であるキングデシェレト語が解読できるという
そのことに私は興味を持ち、私がしつこく話しかけたおかげで顔見知りにはなったのだ
私は勝手に友達だと思っているが
「今日は講演ですか」
「そうなの！アルハイゼンくんとゆっくりお話ししたいんだけど…今日はちょっと難しいみたい」
へへへ、と頬を掻いて笑ってみると
「そうですか」と言って真顔で返してくるアルハイゼンくん
いまだに距離が掴めないのが難点だ
しつこく話しかけることができていた頃に戻りたい
あの時はキングデシェレト語を解読できると言うことで興味津々だったから何も気にせず話せていたのだが…
世間話といくとそうもうまくいかないものだ
「またお互い暇な時にお話ししよ！」
「機会があれば」
ばいばい、と手を振ると
ぺこっとお辞儀をしてくれるアルハイゼンくん
動きが綺麗だ
そんなことを考えながら私は私が講演する教室となる会場へと足を運んだ
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.〜〜〜〜〜〜*.
「…はぁ………づがれだぁあ…」
講演が終わり、ガンダルヴァー村へと帰っている途中
そんなことを呟いた
ガンダルヴァー村を出たのはまだ太陽が登り始めた朝だったのに
今やすっかり辺りが淡いオレンジ色だ
「ただいまー……ってあれ、ティナリ…？」
やっと家に着いて、ティナリに疲れたんだとうったえてやろうと思ってドアを開けても
ティナリはいなかった
いつものこの時間帯なら家にいるはずのティナリがいないのだ
机の方は向かうと、1枚の紙切れが置いてあった
“今日は一晩外で過ごしてくるから、ちゃんと早く寝るんだよ”
母親のような言葉がティナリの字で書かれていた
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風鯨(プロフ) - 甘雨ちゃんの財布さん» ありがとうございますすすっっ！！告白嬉しいですっ！wこれからも、甘雨ちゃんの財布さんに好きですって告白されるような良い物語の展開が作れるように頑張ります…！ (5月8日 21時) (
レス) id: ee6a2f1bbe (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - 好きです。(告白) (5月7日 21時) (レス) @page34 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鯨 | 作成日時：2023年3月27日 19時
