Heavy Iove . ' 愛 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:224 hit

0 . 始ページ1

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ごく普通の家庭だと思う。父母兄そして私の四人暮らしで何不自由なく暮らせている。
友達だっているし毎日学校だって通ってる。

けれど、それは中学まで。高校に入学して一週間大きな不満ができた

忠「麻有、ちゃんとお弁当持った？ハンカチとティッシュは？昨日SNSで変な人と繋がったりしてない？大丈夫？それと昨日学校で仲良くなってたあの女の子は？性格悪くなかった？あと . . . 」

「山口。昨日も言ったけど、なんなのそれ？毎朝うるさいし正直気持ちが悪い」

そう、幼馴染が急に過保護になったこと。ほんとに毎朝のこれがめんどくさいしうるさい。中学の時はこんなのなかったし私の知っている山口ではない。しかもその上

蛍「気持ちが悪い？いつから？もしかして昨日から？早く言ってよ。ほら、欠席の連絡はしとくから家戻って寝てて？それとも僕がついていこうか？」

話の通じない厄介な幼馴染まで登場している。蛍もこんなんじゃなかったし二人とも急に異常すぎる。少し怖い

「蛍、ちょっと静かにして。べつに大丈夫だしそもそも話違うから。はあ、二人といると遅刻するから先行ってるね」

忠「あっ、まってよ麻有。話戻すけど忘れ物とかはほんとに大丈夫？もしなんかすぐあったら俺のとこ来てね？」

蛍「麻有、山口じゃなくて僕を頼って。どうせ山口も忘れ物してるだろうし、ね？」

「必要ないよ。忘れ物なんてないと思うし借りても同じクラスの子に借りるから」

蛍「はあ？同じクラスの子？麻有同じクラスにはまだ仲良い子いないはずだよね？昨日の子は僕らと同じクラスだし . . 」

忠「 . . 借りるって誰に？名前は？男？女？何中？」

蛍は携帯で何かを探しながらブツブツ話しているし山口は冷めた目と少し低い声で質問攻めをしてくる。この状況に危険を察知した私はダッシュで学校へと急いだ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ