俺の恋事情．TH (ページ2)

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そう、あの水曜日から。

今までオトして来た子って、大抵可愛い子とか、ツンデレだけだから。

まだ落としたことないシャイな子とか、クールな子って未知数じゃん。

それに、柔らかそう。

俺が女の子好きな理由は、柔らかいからってこともあるし。

だから、絶対この人を逃したくない。

***

中等部一年の俺は、二年の先輩と同じ部活に入る作戦にした。

俺の通う学校は、いわゆる中高一貫学校ってとこ。

あと何年間は時間あるっちゃあるけど。

高等部に進学すると、校舎が別のになるから難しい。

だから、この二年、いや一年で落とす。

美術部の先輩を追うように、軽音部を退部して美術部に入部。

結構かっこよくて有名だったりする俺は、噂が流れただけで女の子に騒がれた。

軽音を退部する時、部長のジニヒョンに「優秀だから辞めるな」って血相変えて怒鳴られたけど、

俺は今まで軽音部の部員集めたからいいじゃん、ってねだると、諦めた。

案外チョロいね、ヒョンも。

今日は入部初日。

文化部は緩いから、緊張も何もないけど、自己紹介で第一印象はとっておきたい。

「初めまして、中等部1年、A組のキム・テヒョンです。

これからよろしく、お願いします」

とりあえず、ジョングクの人見知りっぽい所を真似して、可愛い後輩アピール。

それから部員全員、自己紹介してくれた。

「中等部2年、A組のカン・Aです。
この部活の、部長を勤めています。

わからない所は教えるので、聞いてくれると幸いです」

先輩は部長らしい。