俺の恋事情．TH (ページ1)

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＊＊

「ねえジミンー」

「ん？」

もう、はらはらと雪の結晶が降ってくる頃。

日直の仕事で日誌をただひたすらと適当に書いている俺。

器用に、教室のすみで本を読んでるジミンに話しかけながら。

「クールな子もオトせる男って、ナニ？」

「……はッ？」

突然の変な質問に、眉毛をくいっと傾けて間抜けな声を出す。

そりゃあそうだ。

俺が急に、こんなこと言い出すから。

「知らないよ。笑

ただ、テヒョンみたいなチャラい人には落ちないと思うなあ」

「そっかー。

じゃあ、ジミンの真似すれば、まだましかな」

勝手に自分で解決して、ジミンにはもう用がないように黙り込む。

こうなった事の発端は、先週の水曜日。

***

「ねえ、テヒョンさあ」

「なーに？」

「その女癖、どうにかならないのかなあ？…笑」

移動教室で移動してる時。

呆れたように笑ったジミンに、どうにもならないよ、ってふざけて返す。

楽しいじゃん。

女の子って、柔らかいし。

…ジミンには負けるけど。

「ほんと、さあ…」

そう呟くと、何かに気づいて黙りこむ。

目線を辿ると、超美人なのにフリーで有名な先輩。

……うわ、本当にスタイルいい。

出る所は出て、しまる所はしまるって、ほんとその通り。

ヤッたら気持ち良さそう。