３.うさまる先輩 ページ3
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鬱「あー…マジかあ……」
あれから3時間後。
お昼休憩を踏まえての密会。
もちろん内容は私が「我々だ」を見てしまったということだ。
あまり使われない小さな休憩室で、コンビニのサンドイッチを頬張る。
A「本当にすみません……言うか迷ったんですけど」
鬱「ああいや、それはええねんけど。むしろ言ってくれた方がほら、こっちも気ぃ楽だしね」
罪悪感に苛まれつつも、当の本人は意外とあっけらかんとしている。
私の方が思い悩んだんじゃないかというレベルで。
鬱「ん〜…まあ、もう知られちゃったモンはしょうがねぇしなあ」
A「あ、ばらしません。絶対に」
鬱「あ、うん。そうしてくれると助かるな。」
先輩はヘラッと笑って最後の一口の焼きそばパンを口に突っ込んだ。
私もタマゴサンドを食べ終えて、お茶をひとくち。
鬱「でもAさんに知られるなんて思ってなかったなあ。ニコニコとか見ないと思ってた」
A「よく言われます。でも結構ヘビーユーザーですよ。」
鬱「え、どんくらい？」
A「そうですねぇ…先輩の煙草くらいでしょうか。」
鬱「うわ、ヘビー！」.
目を見開いて余りのオーバーリアクションに思わず笑みがこぼれる。
そういえば、先輩とこんなに喋ったのは何気に初めてかもしれない。何だかんだ直属の先輩だけど私の担当という訳では無いし、なによりこの部は人が多いのだ。
本当にたまに、先程の資料程度の会話しかしない。
なのに先輩はすごく話しやすくて、懐にふっと入り込んでくる。
なるほど、エースなのはこういう所なんだな。
鬱「…俺の顔になんか付いてる？」
顔をじっと見ていたせいか、親指で口元を拭う仕草をする先輩。
慌てて「いえ違います」と否定をして、誤魔化すように空になったペットボトルとゴミを纏めた。
…なんかさっきから誤魔化してばっかりな気がする。
鬱「そう？ならええけど。…あ、午後までにさっきの資料訂正しといた方がええで。今日の部長イライラ気味やから。」
そう言いながら片目を瞑り苦い顔をする先輩は、どこなく"鬱先生"を感じさせるような気がした。
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月夜(プロフ) - 是非是非更新してください〜！！！！ (12月2日 10時) (
レス) @page20 id: dce85de801 (このIDを非表示/違反報告)
𓆛 - 見つけた時には既に更新停止になっていて、続きを読むのを諦めながらも、お気に入りにしていつか更新される事を願ってました！ 作者様のご負担にならなければ是非更新再開して頂けると嬉しいです。 戻ってきて下さりありがとうございます、おかえりなさい(*_ _))*゜ (11月24日 17時) (レス) @page20 id: 9e680aee3d (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ - すっごい好きです！できれば続きみたいです、無理にとは言いませんので！ (2020年6月30日 22時) (レス) id: c082722a5b (このIDを非表示/違反報告)
るなお(プロフ) - 全てが好きなので続き読みたいです…！更新お待ちしております、！ (2020年6月30日 22時) (レス) id: 6effbfd928 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - もう全体が好きすぎます！できたら続き書いてください！めっちゃ気になります！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：相生葵 | 作成日時：2017年3月1日 8時
